愛知県小牧市に10月6日、中国のEVメーカー『BYD』の販売店がオープンします。アメリカのテスラとEV世界トップを競う大手が、東海地方に初上陸です。

 BYDが日本で販売しているのは、2つの車種。人気のSUVタイプで最大470キロ走行できる「ATTO3」は440万円です。

【動画で見る】ついに“クルマどころ”の愛知へ…中国EVメーカー『BYD』東海エリア初進出「まずはEVを身近に感じて」

 2023年9月発売のコンパクトEV「DOLPHIN」は、丸みを帯びたボディで、海を泳ぐイルカを表現したといいます。

 注目は「価格」です。カーナビや車線はみ出しを知らせる安全機能などを標準装備して363万円からで、国の補助金を使うと200万円台で購入が可能です。

 内装は、イルカのヒレのようなドアレバーや、濃いピンクを使っています。

 実際の走行性能などを確かめるため、試乗してみました。

(リポート)
「すごく乗り心地がいいですね。安っぽさも全くない。やはりEVということで、車内もすごく静かですね。加速もストレスなく」

 音声認識の機能もついていて、「エアコンをつけて」などと呼びかけることでエアコンを操作できるほか、子供の置き去りを検知する機能も備えています。

 運転席横のモニターは「回転式」となっていて、ボタン1つで“縦モード”にすることができます。ナビの機能を使う際には進路が見やすくなりました。

 BYDは2025年までに国内に100店舗以上の販売網を広げる目標を掲げています。中国製の手ごろなEVは、“クルマどころ”の愛知で受け入れられるでしょうか。

BYDAutoJapan マーケティング部の遠藤部長:
「(東海エリアは)EVのみならず、ガソリン車をお乗りになられている方が非常に多いと思います。この『BYD DOLPHIN』につきましては、363万円からのご提供となっております。まだ自動車にお乗りでない方、初めてのEVの方にも十分ご満足いただけるようなパッケージになっているかと思います。まずはEVを身近に感じていただく、その一助として乗っていただきたいと思っております」