服装はどうなるのか…国府宮はだか祭に24年から『女性』参加へ これまで“はだか男”のみで1200年以上続く
2023年、3年ぶりにもみ合いが復活した愛知県稲沢市の『国府宮はだか祭』は、1200年以上の伝統がある祭で、下帯姿のはだか男のみで続いてきましたが、2024年は「女性」が初めて参加することになりました。
稲沢市民の30代女性:
「びっくりはしますよね。今までずっと男性だけでしたし、女性が参加できるイメージはないので」
鉄鉾会の津田さん:
「『なぜ私たちが参加できないの?』という思いから、ぜひ参加したいという申し出がありました。神社としては受け入れるだけだと言われたので。笹の奉納をする方向で進めたいと思いますとお話はしました」
これまで女性は厄よけの願いを書いた布を笹に結び、思いを託すだけでしたが、2023年4月ごろ、地元の女性団体から国府宮神社に祭りに参加したいという相談が寄せられ、時代の流れもあることから、2024年2月から参加できることになりました。
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女性が参加するのは、神男が儺追殿(なおいでん)に入る前に行われる「儺追笹(なおいざさ)奉納」です。
そして、女性の服装はどうなるのでしょうか。
鉄鉾会の津田さん:
「女性なので、男性と同じような下帯姿はまずいので、Tシャツもしくはさらしを上半身に巻いて下は短パンになり、はんてんを着て奉納するという形になると思います」
胸のあたりまでさらしを巻き、下は半ズボン、はんてんを羽織る服装になるということです。
鉄鉾会の津田さん:
「未来永劫、国府宮はだか祭を残していく上での大事な一歩ではないかなと思います」
女性の参加について地元の人たちに意見を聞きました。
稲沢市民の80代男性:
「いいんじゃなかね。今はもうどこもかもそういう情勢、(女性が)参加されるということは」
稲沢市出身の20代女性:
「女性も色々なところに出るようになって、それに影響されての変化は素敵だと思います」
2023年は3年ぶりに「もみ合い」が復活したものの、参加者は過去最少の1730人でした。
2024年2月22日に行われる次回は、コロナ禍で設けた人数などの規制を撤廃します。女性も含めて1万人の参加、20万人の観客を想定しているということです。