売れ残りがひと手間で人気商品に…カフェに新登場“あったかせいろ食パン” 蒸すことでもちもち食感アップ
三重県四日市市の「ピーグリーン」は、食パンと塩パンを専門に出すベーカリーが併設されているカフェです。余ったパンを活用したあったかグルメがSNS映えしておいしいと人気になっています。
三重県四日市市のカフェ「ピーグリーン」。
シナモンロールやマフィン、クロックムッシュ、パニーニなど約20種類のパンが食べられます。
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この店で新たに登場した、ユニークなあったかメニュー。せいろの中に蒸した『食パン』が入っています。
女性客:
「スチームで蒸しているのが珍しいなと思って。限定だったし(注文した)」
ピーグリーンの担当者:
「(ベーカリーで)売れ残ってしまうパンがたくさんあって、このパンをどうにか使えないかなとすごく考えていて。(食パンを)蒸すことができると思いついて、始めたのがきっかけです」
このカフェには、食パンと塩パンを専門に出すベーカリーが併設されていて、そこで余ったパンをカフェでおいしく食べてもらいたいと考えたのがきっかけだといいます。
使っているのは、1日に100本以上売れる北海道産の小麦を使用した食パンです。これをせいろに入れて5分ほど蒸し上げることで、もちもち食感と小麦の香りがグンとアップするといいます。
女性客:
「めちゃめちゃしっとりしていて、甘みもあっておいしいです」
別の女性客:
「モチモチ加減が全然違います」
10月から始めたというこのスチーム食パンが、SNS映えしておいしいと評判になっています。注文が増え、食品ロス軽減にもつながったといいます。
ただ、一度に蒸せるのは2食分で、人気が出て大変になってしまったこともありました。
ピーグリーンの担当者:
「3人グループで来られると、ちょっとお1人さまお待ちいただく状態になっています。数の設定までしていなかったものですから、とりあえず2個みたいな感じで始まったのが事実です」
そのため、スチームの機械を増やすことも検討しているということです。寒い季節にうれしいあったかせいろ食パンは、今後も人気が続きそうです。