年末年始を迎え、これから交通機関の混雑が予想されます。普段運転をしない人も車を利用することが多くなりますが、寒い時期ゆえに増える車のトラブルに注意が必要です。

 名古屋市昭和区にあるJAF愛知支部には、この日も朝から出動要請が入りました。

JAF愛知支部の基地主任:
「熱田区の方で、ダイハツのミラのバッテリー上がりですね」

 急いで依頼者の元へ向かいます。

依頼者:
「なんとなくエンジン音が、なんかちょっと。あんまり乗らないんで、普段」

JAF愛知支部の基地主任:
「原因は寒さによるバッテリー上がりだと思うんですけどね」

 充電したバッテリーに繋ぎ、エンジンをかけると無事、かかりました。

 JAFによると、昨シーズンの年末年始は、県内の出動のうち半分がバッテリーに関するトラブルだったといいます。

【動画で見る】寒さでバッテリー上がり増…整備工場等も休む年末年始は『車のトラブル』に注意 タイヤの空気圧も下がる傾向

JAF愛知支部の広報担当者:
「バッテリーというのはもともと寒さに弱い。化学反応で電気が出ますので、気温が下がると反応速度が遅くなりますので、(バッテリーが)上がりがちになります」

 対策を聞きました。

JAF愛知支部の広報担当者:
「まずこういった端子ですね、接続部分がしっかり取り付けられているかというところになります」

 バッテリーの部品に緩みがないか手で触り点検するほか、ガソリンスタンドなどでバッテリーの電圧や状態を調べることも効果的だといいます。

 寒い時はタイヤにも注意が必要です。

JAF愛知支部の広報担当者:
「特に寒い時期になりますと、(空気圧が)減る傾向も強くなりますので、ぜひこの年末年始のお休みの前に、空気圧を点検していただきたいと思います」

 冬は空気が収縮して、タイヤの空気圧が下がる傾向にあり、定期的にガソリンスタンドなどで点検と空気の補充をしてもらう必要があります。

JAF愛知支部の広報担当者:
「年末年始にトラブルが起こりますと、例えば販売店や整備工場がお休みだったりと、故障のリカバリーに非常に時間がかかってしまうことがあります。まずはトラブルを起こさないことが大切になりますね」