異常感知する体動センサーも導入…「お昼寝」等での幼い命どう守るか 顔色から鼓動まで確認する保育の現場
2023年12月13日、東京都世田谷区の認可外保育施設で、生後4カ月の男の子が意識不明となり死亡しました。事故を防ごうと取り組んでいる、名古屋市緑区の保育施設を取材しました。
名古屋市緑区で小規模保育事業を行う「にじいろ桃山園」は、0歳から2歳まで19人の子供を預かっています。
正午過ぎ、お昼寝の準備が始まりました。
にじいろ桃山園の保育士:
「これは体動センサーです。体動を感じていない状態になると、音で知らせてくれます」
この園では2023年10月から、名古屋市の補助金で睡眠中の園児を見守るセンサーを導入し、お昼寝中は、0歳児の布団の下にセンサーマットを敷いています。
体が布団から外れたり、呼吸が20秒間止まったりするとセンサーで感知し知らせてくれます。
タブレットには寝た時間や寝る姿勢、チェックした時間などを入力し、保育士の間で情報を共有しています。
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大切なのは園児の様子の確認です。
にじいろ桃山園の保育士:
「顔色と体位、どっちを向いているかと、あとは心臓、胸の動きを見ています」
保育士が5分おきに園児の姿勢や顔色、心臓の動きなどを自分の目で確かめます。
にじいろ桃山園の保育士:
「(センサーの)導入は1つの安心感というか、保険ですね。基本的には子供をしっかりと目視で見ていくかたちにはなりますので。色々な事件や事故が起きるたびに、本当に心痛むので。その都度、職員会とかで話し合ったり、こんな事件があったよということで、より気を付けていくようにしています」