初代ゴジラの身長が50mに決まった理由とは?
絶賛公開中のゴジラシリーズ最新作「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」。
アメリカでは邦画実写作品として34年ぶりに全米興行収入1位の記録を塗り替えました。
そんな日本が世界に誇るゴジラの「身長」にまつわる謎を調査しました。
東宝株式会社のゴジラ専門部署「ゴジラルーム」所属の清水敏文(しみず・としふみ)さんに話を伺いました。
清水さんいわく「ゴジラの身長を決めた理由は、人間がゴジラを見上げた時に恐怖を感じる大きさが50mだったから」とのこと。
ゴジラ1作目が公開された1954年当時の日本には50mを超える建物はほぼなく、建物と建物の間から顔を出すゴジラに人々は恐怖を感じたといいます。
さらにその後、シリーズを重ねるごとにゴジラの身長は変化していきます。
ゴジラの身長が100mの大台に達したのは1991年に公開された「ゴジラvsキングギドラ」。
時代はバブル絶頂!都心には次々と超高層ビルが立ち並んだ結果、これまでのゴジラの身長では迫力が足りなくなりました。つまり、ゴジラの身長が100mとなった理由は街中に高層ビルが増え始めたからだったのです。
そして2016年に公開された映画「シン・ゴジラ」ではゴジラ史上最大となる118.5mの身長となりました。
ちなみに戦後の昭和を舞台に描かれた最新作「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のゴジラの身長は50.1m。初代よりも10cm高い理由は?
再び清水さんに話を伺うと「初代ゴジラをリスペクトして50mにしたんですが、実際にCGを作ってみたら10cm高くて50.1mになっていたんです。ただ、撮影に支障はないですし、スタッフみんなの気持ちを乗せて50.1mを公式設定にしようと決まりました。」
【動画】「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」で戦闘機パイロットの敷島を演じた神木隆之介さんの身長にまつわるウラ話はこちらから