約3トンの展示用『岩塩』まで…メルカリで町が粗大ごみや役場内で出た不要品など販売 カリモク家具の棚も
愛知県の東浦町は4月4日から、フリマアプリ「メルカリ」で、粗大ごみや役場内で出た不要品の出品を始めました。目玉は合わせて5トンを超える巨大な2つの『岩塩 』です。
粗大ごみの食器棚は、東浦町に本社を置く家具メーカー「カリモク家具」のもので、8000円です。
ほかにも町の水質調査などで使われていた化学機器も出品されています。
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そして、町の文化センターの機械室に眠っていたのが巨大な2つの『岩塩』です。重さはそれぞれ約2.5トンと約3トンで、25年前に町が海外から購入していました。
東浦町生涯学習課の担当者:
「塩づくりをしていた歴史がございます。東浦の塩づくりの歴史を紹介するとともに、塩つながりで世界の塩ということで岩塩を展示していました」
東浦町では塩づくりが奈良時代から始まり、明治のころまで盛んだったといいます。岩塩も、町の歴史を伝える大事な資料として、郷土資料館で展示されていました。
しかし、5年前の資料館のリニューアルに伴い、巨大な岩塩は撤去されました。その大きさゆえに保管場所がなく、機械室に置かれていましたが、ずっと眠らせておくわけにもいかず処分に困っていたということです。
東浦町生涯学習課の担当者:
「こちらは展示用で手に入れたものになりますので、成分などは調査していないので(食べられるかは)不明です」
メルカリで出品されている岩塩の値段や大きさを踏まえ、設定された価格は1つ30万円で、購入者自身が東浦町まで取りに行き、運ぶ必要があります。
日高輝夫東浦町長:
「メルカリさんはユーザー数がとてもありますので、そういった力をお借りして、買い手の方にうまく有効活用してもらいたい」
この巨大岩塩は「メルカリShops」の東浦町のページで、4月18日午前10時から販売される予定です。