自費でナゴヤ球場に広告掲出も…サカナクション山口さん「ドラゴンズはもう自分の人生」始球式に込めた想い
中日ドラゴンズの大ファンとして知られる人気ロックバンド「サカナクション」のボーカル、山口一郎さんが2024年4月4日、バンテリンドームナゴヤでのドラゴンズ×ジャイアンツとの試合を前に始球式に臨みました。始球式の前には、ドラゴンズのレジェンド、山本昌さんに直々に指導を受けてマウンドにあがりました。
■「メンタルの病気だった」サカナクション山口さん「ドラゴンズからは心が離れなかった」
4月4日、人気ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎さんが、バンテリンドームを訪れました。
【動画で見る】自費でナゴヤ球場に広告掲出も…サカナクション山口さん「ドラゴンズはもう自分の人生」始球式に込めた想い
山口さんはドラゴンズの大ファンで、この日のドラゴンズ×ジャイアンツの試合前に、始球式に臨みます。
試合前、練習中のドラゴンズのエース、大野雄大投手が山口さんの姿を見つけて声をかけました。
大野雄大投手:
「山口さん!ようこそ」
山口一郎さん:
「きのう(4月3日)ナイスピッチングでした」
岐阜県出身の父親の影響で、山口さんは子供の頃からドラゴンズのファンです。2年前には自費で、ナゴヤ球場に広告を出したこともあります。
山口さん:
「2年ぐらい前から療養生活をしていて、メンタルの病気だったんですけど、ドラゴンズに関しては全く心が離れなかったというか、自分の、もう人生になっていますよね、ドラゴンズが」
■山口さんをドラゴンズのレジェンドが指導
山口さんが始球式の前に、ピッチングのコツを教えてもらったのはドラゴンズのレジェンド、山本昌さんです。
山本昌さん:
「ストライクを投げるのに大事なのは、(グローブをつけている側の)肩が相手を向いていること」
そして、昌さんとマウンドからホームまでの距離をとってキャッチボール。
山口さん:
「山本昌さんとキャッチボールしているっていう…親父に教えたい」
昌さん:
「あ、でもいい感じですよ、はい」
山口さん:
「ありがとうございました」
昌さん:
「一球しか投げれないので」
山口さん:
「楽しみたいと思います」
昌さん:
「頑張ってください」
■結果はワンバウンドも山口さん「気持ちは伝えられた」
そして、いよいよ始球式です。約3万4千人の大観衆の前で、山口さんは昌さんの教え通り大きく振りかぶって投げました。
投球はワンバウンドしましたが、ナイスピッチングでした。
山口さん:
「いや悔しい、ワンバウンドしちゃったことが。山本昌さんにも申し訳ないことしちゃったなと思ってすごく悔しいですけど、これがチームの追い風になってくれればね、気持ちはもう伝えられたかなと」