三重県熊野市では“36.9度”…東海3県各地で猛暑日 患者受け入れる病院の対応は 熱中症で命失うことも
東海3県では7月4日、各地で猛暑日となりました。名古屋で猛暑日となるのは、2024年になって初めてです。
4日の名古屋市は、午前中にすでに気温が35度を超え、2024年初の猛暑日となりました。最高気温は名古屋で35.1度、三重県熊野市で36.9度など、各地で厳しい暑さとなりました。
20代女性:
「日傘がないとすごく暑いし日焼けもするので、日傘なしでは歩けないです」
30代男性:
「暑さが昔と違いますよね。突き刺さるような暑さというか」
梅雨の晴れ間のジメジメした暑さ。愛知県稲沢市では3日、90代の女性が熱中症で死亡し、北名古屋市でも50代男性が死亡しています。
1日100人以上の救急患者を受け入れている中川区の名古屋掖済会病院では、真夏の多い日には10人以上が熱中症の患者だといいます。
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Q.多いケースは?
名古屋掖済会病院ERの小川健一朗医師:
「部屋の中でエアコンをつけていなくて、熱中症になって運ばれてくる。70代後半~80代の患者さんがなりやすいのかなと」
7月から8月にかけて増えるとみられる熱中症。病院ではどんな処置や治療をしているのでしょうか。
小川医師:
「だいたい体が熱くなっているパターンと、脱水になって水分が足りなくなっている方が多いです。水分補給のために直接血管の中に点滴を入れたりですとか、あとは冷やすということですね。一番簡単には一般的な霧吹きを使って体にかけて、あとは扇風機で穏やかに冷やすという感じになります」
さらに重症の場合には…。
小川医師:
「重症の患者さんは、結構積極的に体温を冷やさなきゃいけない状態になってきますので、血管の中に管を入れて冷たい水を循環させて体を冷やす」
命を失うこともある危険な熱中症ですが、どんな対策をしているか街で聞きました。
30代女性:
「凍っているペットボトルなどを買って持っていったりとか。保冷バックに冷たいやつを入れて、臨時で冷やしたりとか」
熱中症にならないよう、名古屋掖済会病院ERの小川健一朗医師は「暑い所に長時間いないこと」「エアコンがあれば使用すること」「こまめな水分補給」と対策をあげています。
名古屋は5日も猛暑日の予想です。命を守るために熱中症対策は欠かせません。