かき氷店「ずっと削りっぱなしです」名古屋などで5日連続の猛暑日 9日は愛知と三重で“ゲリラ雷雨”の可能性も
東海地方は7月8日、各地で猛暑日となり、名古屋のかき氷店は多くの人で賑わっています。首都圏ではゲリラ雷雨も相次いでいますが、発生する理由について気象予報士に聞きました。
東海地方では8日、三重県の桑名市で38.9度、伊勢市小俣で37.7度など、27地点で最高気温35度以上の猛暑日となりました。このうち、名古屋と桑名は5日連続で猛暑日となりました。
愛知県と三重県では7日に続き「熱中症警戒アラート」が出され、気象台はこまめな水分補給やエアコンの使用など、熱中症対策をとるよう呼び掛けました。
街の人:
「最高に暑いですね。経験したことのないような」
別の人:
「今日は暑いので薄めの着物を選んでいるんですけど、それでも暑いです。夏は扇子がないと、お着物の時は生きられない」
伊賀市では7日、草刈りをしていた81歳の男性が熱中症の疑いで死亡していて、連日各地で厳しい暑さが続いています。
名古屋市中村区の「年中かき氷専門店SORA〜空〜」には、平日にも関わらず、涼を求めて多くの客が訪れていました。この店のウリは、具だくさんで飽きないかき氷です。
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この夏に提供したかき氷の数は、8日の時点で去年の同じ時期の約3倍だといいます。23年は梅雨明けに客足が増えましたが、24は猛暑の影響ですでに絶好調です。
店員:
「予約は昨日満席で。一般(予約なし)のお客さまも途切れなくご来店いただけたので、ずっと削りっぱなしでしたね。暑い日が続きますので、かき氷で涼んでいただければすごくうれしいです」
関東では6日、大気の状態が不安定となり、各地でゲリラ雷雨が発生しました。ゲリラ雷雨はどうして発生するのか、福島気象予報士に聞きました。
福島智之気象予報士:
「ゲリラ雷雨には大きく2つの条件が必要なんですけれども、まず暖かく湿った空気が流れ込んで地面付近が熱くなること、もうひとつは上空の寒気です。地面が熱く上空が冷たいと大気の状態が非常に不安定になって、局地的に大雨となる恐れがあるんです」
連日暑い日が続く東海地方でも、ゲリラ雷雨への注意は必要なのでしょうか。
福島智之気象予報士:
「9日も東海地方は暑くなりそうですので、上空にちょっとした寒気が流れ込んでくると、9日も愛知県や三重県では可能性としてはありそうです。岐阜県の方では、どちらかというと梅雨末期の大雨に警戒が必要となりそうです」