オミクロン株の新たな変異株「KP.3」の出現によって、新型コロナの感染は東海3県でも拡大しています。

 1医療機関あたりの患者数は東海3県ともに、7月に入り顕著に増えてきています。

 これは東海3県だけではなく全国的な傾向で、名古屋市衛生研究所によりますと、8月にかけ感染拡大のピークが訪れるとみられています。

 新型コロナに感染したら薬ということになりますが、2024年3月で新型コロナに対する特例的な支援策は終了し、自己負担が増えています。

 治療薬は、塩野義製薬が開発した国産初の飲み薬「ゾコーバ」、いずれもアメリカの製薬会社が開発した「ラゲブリオ」と「パキロビッド」の3つあります。

 負担割合に応じて異なりますが、およそ5000円から3万円近くまで、患者には大きな負担となります。

【動画で見る】新変異株で感染再拡大も…新型コロナの治療薬は“約5千円から3万円近く” 3月で支援策終了し自己負担増

「コロナの治療薬は高い」ということで敬遠する患者もいるということですが、名古屋市南区の「はざま医院」の伊藤院長は「高齢者で高血圧、慢性呼吸器疾患などがある人は重症化しやすいため、治療薬を検討して欲しい」と話していました。