きゅうりや卵そのままオン…夏になると毎年バズる「夫に出した“簡単な”冷やし中華」SNSにあふれる反撃料理
6年前、「夫に『簡単に』冷やし中華でいいよ」と言われた際の、妻がSNSに投稿した内容を扱った記事が、いまも愛読されています。こうした「反撃料理」を扱った投稿はほかにもあり、共感を呼んでいます。
■6年前の投稿が夏になると毎年注目 でも今年は…
愛知県の「にまめ(Xアカウント@nimaimo27)」さんは6年前、「夫に『簡単に』冷やし中華でいいよ」と言われたときに出した冷やし中華のXへの投稿がバズりました。
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きゅうりや卵などをほぼそのまま乗せた「簡単な」冷やし中華で、「包丁は使わず歯を使うスタイル」だといいます。
「にまめ」さんに今回、改めて話を聞くと毎年この時期に再注目され、「いいね」が追加されるなどし、冷やし中華の季節を実感するそうです。
当時は小さかった2人の娘は小学生になり、今年(2024年)は一緒に「一般的な」冷やし中華を作ろうと思っていると話しています。
■街で聞いた反撃料理は「嫌いなものを出す」「高級総菜は夫には出さない」
こうした「反撃料理」の経験について、名古屋の街で聞きました。
名古屋市の60代女性:
「夫婦げんかした時はありますね。嫌いなモノをだした。ブロッコリーとかが嫌いなんですよね、あおさの汁物が嫌いなので、それを作ったりします。でも、昔の人間だから残さずに食べます」
刈谷市の30代女性:
「これはいいところのお惣菜だよって言ってだしても『なんか違うの?』っていう感想だから、腹が立つから、じゃあもともと出さない、デパートの物は旦那には出さない。こっち(私)はいいお惣菜を食べて、旦那さんは味分かってないから適当なのを出す。家で作ったやつ」
■海苔で妻は「くそ」と書いて反撃もごはんの中に愛が…
SNS上では多くの「反撃料理」の画像が投稿されています。「盆栽ガレージ」さん(Xアカウント:@14184H_Masaya)が4年前にXに投稿した、お弁当にはごはんの上に海苔で大きく「くそ」と書かれています。
前日にキッチンでおろしニンニクチューブをぶちまけ、妻とケンカをしてしまった次の日のお弁当です。
ただ、このお弁当には仕掛けがありました。ごはんの下に肉が敷き詰められていて、「焼肉弁当」になっていました。
盆栽ガレージさんは続けて「下にお肉隠れてました やっぱり好きだぞ嫁」と投稿。
このお弁当を目撃した同僚は苦笑していたということです。
■47歳中年男性にこの反撃はキツい…反撃弁当ならぬ「反撃弁当箱」
北海道に住む「保護猫ほたて」さん(Xアカウント:@hotatemamasan)が4年前、当時47歳の時に投稿したのは反撃「弁当」ではなく、反撃「弁当箱」でした。
保護猫ほたてさんは前日、やはり夫婦喧嘩をしていて、投稿したのはその翌日の画像でした。
お弁当箱が少女向けのアニメ「プリキュア」のデザイン。当時保育園に通っていた娘に使っていたものだということです。
お弁当の中身はいつも通りだったそうですが、「外側」で反撃のパターン。旦那さんは、周囲に絶対に見られないよう、お弁当箱を膝に乗せて、隠しながら急いで食べたといいます。
SNSで反響を呼んだため、妻は「私のおかげだな」とご機嫌になり、仲直りできたそうです。
■反撃どころか愛しかない…クオリティが高すぎて書籍化
「superbba」さん(Instaglamアカウント:@superbba8747)は、プチ反抗期の中学生の息子へに作るお弁当は反撃料理というより、完成度が高すぎてもはやコミュニケーションツールになっていました。
爪切りを元の位置に戻さない息子への怒りのお弁当は、ウインナーで指を表現。
別の日には、野菜を残した息子にピーマンの肉詰め、ブロッコリー、小松菜味噌和え、緑色の玉こんにゃく、枝豆、キウイで、びっしりオールグリーンのお弁当です。
反撃と見せかけた息子の体を思う、優しいお母さんです。この圧倒的インパクトに学校で、みんなに驚かれたといいます。
superbbaさんがこうしたお弁当をインスタグラムで発信しているのが注目を集め、その作品が「おかんと反抗期息子の海苔文字弁当」として角川書店から電子書籍化もされています。
2024年5月31日放送