名古屋市内では7月8日から24日までに、未遂も含め12件のひったくりが発生しています。防犯カメラがその様子を捉えていました。また、被害に遭わないための対策などについて専門家に話を聞きました。

■名古屋の中心部の犯行を防カメが捉える

 7月13日、名古屋市東区泉1丁目で起きたひったくり事件の瞬間が、防犯カメラに残っていました。

 映像には、歩道を歩く1人の女性の後ろから、黒のバイクに乗った犯人がカバンを強引に奪いとる様子が映っています。

【動画で見る】瞬間が防犯カメラに…名古屋で続発「ひったくり」7月に未遂含め12件 色やナンバー異なる複数のバイクで

 女性は勢いよく地面に引き倒され、バイクはそのまま歩道を走りながら逃げていきました。

 警察によりますと、女性は現金約1万円などが入ったトートバッグを奪われ、手や膝に軽いケガをしました。

■名古屋市名東区でも…女性が腕や足にケガ

 ひったくりは相次いでいて、7月24日午後2時過ぎ、名東区よもぎ台3丁目でも事件がありました。

 現場周辺の防犯カメラには、日傘をさして歩く女性(62)が通りすぎた約20秒後、バイクが通り過ぎていく様子が映っていました。

 この直後、女性が後ろから来たバイクに手提げかばんを奪われそうになり転倒し、腕や足に軽いケガをしました。

■未遂含め「12件」 複数のバイクを使用か

 名古屋市内では7月に入り、ひったくり事件が相次いでいます。7月8日に中区新栄1丁目で起きた事件以降、未遂も含め24日までに12件も発生しています。

 いずれの事件も、犯人はバイクを使用し、女性ばかりが狙われていました。

 捜査関係者によりますと、犯行には色やナンバーが異なる複数のバイクが使用されているとみられ、警察が捜査を進めています。

■被害にあったら“あきらめることも大事” 専門家に聞いた対策

 ひったくりの被害に遭わないためにはどう対策すればよいのでしょうか。防犯アドバイザーの京師美佳さんに聞きました。

防犯アドバイザーの京師美佳さん:
「暗くなった時にひったくりは多く起こりますので、明るい人通りの多い道を選んで帰っていただく。ながら行動をしないということも大切です。音楽を聞きながら、電話で話しながら、そういった歩き方をしていると、後ろから近づくバイクの音とかに気付かずにひったくられるということが起こってしまいます」

 実際に被害にあった際は、無理に取り返そうとせず“あきらめることも必要”だといいます。

防犯アドバイザーの京師美佳さん:
「荷物を取り返そうとして引きずられて、打ちどころが悪くて亡くなった方もいらっしゃるんです。まず、荷物はすぐにあきらめていただいて離す、身の安全を確保することを第一に考えていただきたいと思います。そして速やかに110番すること。ヘルメットの色とかバイクの色、そういったものをできるだけ覚えて詳しくお伝えしていただくことが大切です。余裕があるようであれば写真を撮って送っていただいたり、または今はビデオ電話で通報することも可能ですので、写真やビデオを残していただく方がいいかと思います」

 咄嗟の判断でスマホで動画を撮影するなど、犯人の情報集めに切り替える手も有効だということです。