女子サッカー・なでしこジャパンに、19歳という若さで代表入りを果たした選手がいます。名古屋市緑区出身の谷川萌々子(たにかわ・ももこ)選手です。当時のコーチは「幼少期から才能が抜きん出ていた」と話します。

 谷川選手は名古屋市緑区出身で、小学生の頃、名古屋グランパスの育成チームに所属し、現在はスウェーデンのクラブでプレーしています。

 谷川選手の始まりは、緑区の徳重幼稚園の庭です。谷川選手を年中から小学5年生まで指導した松葉コーチによると、才能は幼少期から抜きんでていたといいます。

【動画で見る】19歳で代表入り…パリ五輪・なでしこジャパンの谷川萌々子 “幼稚園の庭”から始まったサッカー選手への道

東海スポーツの松葉義夫コーチ:
「技術と賢さは抜群によかったと思う。幼児の時にもう、これぐらいの距離は蹴れていたと思います、ノーバンで。びっくりしますよね。(周りは)浮いたボールが来るので怖がっていましたね」

 母親の清加さんは、娘の幼少期をこう振り返ります。

母親の清加さん:
「サッカーが好きで、小さい頃から常にボールを持っていて。水族館に着いて歩いている萌々ちゃんを見たら、ボールをリフティングしながら歩いていて、『ダメだよ』って言ってボールを取り上げたりするぐらい」

 そんな母親に、谷川選手がかけた言葉があります。

母親の清加さん:
「『海外でサッカーをやりたい』と小さい頃から言っていたので。『オリンピックに出て世界一になって、パパとママにメダルをかけてあげたい』って」