蓋のあいたマンホール等見えず…進むのが困難な『冠水した道路』避難時は長靴を避けて履き慣れたスニーカー等で
台風10号が接近し、各地で大雨となっています。雨が集中して降ると道路が見えなくなるほど冠水することがありますが、やむを得ず避難する場合、注意すべきことがあります。
2000年9月に記録的な大雨が降った東海豪雨で、名古屋市西区では、道路の様子が全くわからなくなるほど濁った水に浸かりました。
激しい雨によって冠水した道路は、見た目以上に歩きづらく、大人でも進むのが困難です。
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冠水した道路に溜まった水は茶色く濁るため、側溝や田んぼ、フタのあいたマンホールなどが見えなくなり、非常に危険です。
やむを得ず避難する場合も、傘や杖などの棒状のもので足元を確認するようにしてください。
またヘルメットや帽子で頭をまもり、荷物はリュックに詰めて両手を開けるようにしましょう。
雨具は、傘よりもレインコートの方がより安全です。ケガを防ぐために服装は長袖と長ズボン、軍手にし、靴は履きなれたスニーカーが望ましいです。長靴は、水が入ると動きづらくなるため避けてください。
高齢者や子供は、避難に時間がかかります。市町村から警戒レベル3の「高齢者等避難」が出された場合は、速やかに避難を始めてください。
警戒レベル4の「避難指示」が出されたら、すべての人が一刻も早く避難しましょう。 ただし、既に膝の高さまで冠水している場合など外を歩くのが危険な場合、無理に避難所には行かず、鉄筋コンクリートといった頑丈な建物の高い階、あるいは自宅でも山やがけから離れた2階以上に避難して下さい。