歴代総理の似顔絵湯呑は“4人”スタンバイ…過去最多9人立候補の自民党総裁選 名古屋の街で支持集めた候補は
自民党総裁選が9月12日に告示され、過去最多の9人による選挙戦が始まりました。一方、岐阜県土岐市の湯呑み工場では、新総裁の誕生を前に早くも準備に追われていました。
■異例の大混戦に…自民党総裁選がスタート!
過去最多の9人が立候補した自民党総裁選が12日に告示されました。
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立候補したのは届け出順に…。
・高市早苗 経済安保相(63)
・小林鷹之 前経済安保相(49)
・林芳正 官房長官(63)
・小泉進次郎 元環境相(43)
・上川陽子 外相(71)
・加藤勝信 元官房長官(68)
・河野太郎 デジタル相(61)
・石破茂 元幹事長(67)
・茂木敏充 幹事長(68)
告示日の12日、自民党愛知県連では総裁選の投票用紙の発送作業が慌ただしく行われました。職員が投票資格のある県内の党員・党友およそ5万4000人分の投票用紙を次々と車に積み込み、郵便局に向け出発しました。
■新総裁は誰に?早くも“似顔絵”の準備
岐阜県土岐市の山志製陶所では、早くも総裁選に向けた準備が進められています。
山志製陶所では歴代の首相の似顔絵が入った湯のみを作っています。イラストを担当する加藤貴仁さんは、父親から引き継ぎ今回で3回目で、石破議員のたれ目や小泉議員のキリっとした顔立ちの特徴を見事に捉えています。
山志製陶所の加藤さん:
「特徴がちゃんとある方は描きやすいです。石破さんも結構描きやすい方だと思うんですけど、たれ目で、どちらかというとこっち(石破議員)の方が自信がありますね」
似顔絵を用意しているのは、石破議員と小泉議員に加え、前回の総裁選にも出馬した河野議員と高市議員の4人です。今回、総裁選には9人が出馬していますが、なぜこの4人を用意したのでしょうか?
山志製陶所の加藤さん:
「ニュースを見るとその辺が強そうというか予想がされているので、10月1日にちゃんとしたものが焼き上がれば理想かなと思います」
新首相の似顔絵が入った湯のみは、総裁選の投開票日からわずか4日後の、10月1日に完成予定です。
■名古屋で聞いた新総裁”一番人気”は…
過去最多の9人が乱立した自民党総裁選について、名古屋の街で誰を支持するか、50人に聞きました。
最も多かったのは小泉進次郎元環境相の22人です。43歳という若さと抜群の知名度で人気の一方で、若さを不安視し、経験不足を懸念する声もありました。
これに続くのが石破茂元幹事長の9人、高市早苗経済安保担当相の7人、河野太郎デジタル相の6人、上川陽子外相の2人で、残る4人は「誰もいない」と回答しています。
名古屋で新総裁に期待することを聞きました。
20代の自営業:
「裏金問題に関してどう思っているかという話は絶対にまず聞きたい。あとは今の物価高とか、どういうふうに策を打ち出してもっと暮らしやすくするのかなというところかなと思います」
10代の学生:
「年金問題、私たちはもらえるのかなと」
30代の個人事業主:
「保育園とかそういうところをしっかりしていただけると働きやすいし」
課題山積のニッポン…事実上次のリーダーとなる自民党新総裁は、果たして誰になるのでしょうか?