立憲民主党の代表選が23日に行われ、新しい代表に野田元首相が選ばれました。東海3県の国会議員はどう動いたのでしょうか?

■野田新代表誕生に「安定感」「政権担うイメージ」

 23日は午後1時から、立憲民主党の代表を決める臨時党大会が始まりました。東海3県選出の国会議員も、候補者4人の推薦人に名を連ねていましたが、1回目の投票の結果、泉健太代表、吉田晴美衆院議員を抑えた、野田佳彦元首相、枝野幸男前代表の決選投票にもつれこみました。

【動画で見る】東海3県議員の投票先は…立憲民主党の新代表に野田元首相 支援した重徳議員「政権を担うイメージが起きやすい」

野田元首相が新たな代表に選ばれました。

野田佳彦新代表:
「戦いの準備を進めていきます。どうぞ皆さん、今日からノーサイドです。挙党体制で政権を取りにいきましょう」

新代表の誕生を、東海3県の国会議員はどう受け止めたのでしょうか。愛知12区選出の重徳和彦衆院議員は、野田元首相を支持しました。

重徳和彦衆院議員:
「野田さんであれば、政権を実際に担うイメージが湧きやすいじゃないですか。批判するだけではなくて、だったらわれわれが取って代わろうじゃないかと、ここまで確信をもって言い切ることのできる候補者は今、幸か不幸か野田さんしかいない」

一方、1回目の投票で敗れた泉代表の推薦人を務めていました。愛知13区の大西健介衆院議員は、決選投票の投票先を明かしませんでした。

大西健介衆院議員:
「2回目は今回いろいろありましたので秘密で。自民党は嫌だけど、野党は本当に政権を担えるの?という不安があると思うので、野田さんの安定感がまさに効いてくるところじゃないかと思います」

また、党の幹事長を務める三重3区の岡田克也衆院議員も、投票先は明かしませんでした。

岡田克也衆院議員:
「とにかく立憲民主党がしっかり頑張って、政権を取りにいくということです」

9月27日に誕生する自民党新総裁と対峙することになる野田新代表。遠くない時期にあるとみられる解散総選挙に向け、選択肢を示すことができるでしょうか。

■東海3県の議員 投票先は「秘密」も

 東海3県の議員はこの代表選でどう動いたのでしょうか?

新代表になった野田元首相は愛知12区の重徳和彦議員、愛知8区が地盤の伴野豊議員が選対本部長を務めました。

枝野さんは愛知3区の近藤昭一議員が選対本部長を務め、参議院の斎藤嘉隆議員と田島麻衣子議員も支持を表明していました。

決選投票に進めなかった2人の候補については、泉さんは吉田統彦議員、大西健介議員が推薦人になりました。吉田晴美さんは愛知4区の牧義夫議員、三重2区が地盤の中川正春議員が支持。また、岡田克也幹事長は投票先を明らかにしませんでした。

泉さんと吉田さんに投票したとみられる議員は、決選投票で誰に投票したかについて、泉さんを推薦していた大西議員は「秘密」、吉田さんを推薦した中川議員も「想像に任せる」としていて、他の議員からもこれまでのところ回答を得られていません。