全国的に大量発生中の『カメムシ』専門家に聞いた家庭で出来る対策 家の中にいたら“空きペットボトル”で…
全国で大量発生している「カメムシ」は、これから冬を越すために自宅の室内に侵入する可能性があります。自宅でできる対策について、南九州大学の新谷喜紀教授に聞きました。
■冬から春まで自宅に…避けるための『2つの対策』
昆虫の生態に詳しい南九州大学の新谷喜紀教授によると、カメムシは冬を越せそうな場所や餌がありそうな場所を求めて、野山から家の周辺に移動し、室内に侵入して春までいついてしまうこともあるということです。
自宅に寄せ付けない対策として、『ベランダと玄関の2カ所にカメムシがいやがる成分が入ったスプレーを噴射しておくこと』があげられます。
ベランダと玄関は、昼間は日当たりがよくて暖かく、夜はライトの明かりでカメムシが飛んできやすいためで、特にケアが必要な場所です。
■“白っぽい衣類”は念入りに
「白っぽい洗濯物」にも注意です。衣類が白やベージュなど白系統だと、太陽光を反射してカメムシが寄ってきやすくなります。
白っぽい衣類を取り込む時は、カメムシがついていないか軽くチェックします。特に天気の良い昼間に干した時などは、いつもより念入りに確認してください。
もし家の中でカメムシを見かけた場合は、手で触ると刺激を与え強いニオイを発してしまうので、ペットボトルの飲み口に閉じ込めてから、そのまま外に出す方法がオススメです。