秋の行楽シーズンですが、夏の猛暑で、例年に比べて紅葉の色づきが遅れているほか、果物にも影響が出ていました。

■絶景眺める新たなスポットに“猛暑の影響”

 北アルプスの絶景を楽しめる岐阜県高山市の『新穂高ロープウェイ』で10月10日、山頂の「頂の森」に新エリアがオープンしました。

高山植物を観察できる散策路や、西穂高などを一望できる展望エリア、思わず足がすくんでしまいそうなスポットなどがあります。


【動画で見る】12日から3連休…秋の行楽シーズンにも『夏の猛暑の影響』例年と比べて紅葉の色付きや果物の生育に遅れ

奥飛観光開発の柴田さん:
「ここでしか体験できない、見られないをコンセプトにしておりますので、女性だったり若い方にも、どんどん来ていただきたいなと思っております」

暑かった夏からようやくやってきた秋。秋といえば木々を鮮やかに彩る紅葉の季節ですが、2024年は残暑が続いていた影響で例年に比べて少し遅れていて、まだ色づき始めたばかりです。

遅れている理由について「暑さの影響」が考えられます。

■猛暑にくわえ寒暖差…果物に影響

 名古屋市守山区にある「東谷山フルーツパーク」では、キウイや柿などさまざまな果物が栽培されていますが、2024年夏、梨が猛暑の影響を受けたため、出来は良くなかったといいます。

東谷山フルーツパークの松原さん:
「熟しすぎちゃっている部分があるとか、実の一部がかたくなっているとか。むいてみると傷んでいるように見える部分が出てくることもありました」

寒暖差が大きいと色づきがよくなるというリンゴでは、気温が高い名古屋では元々色づきはあまりよくないとはいえ、まだほとんど色づいていないものもありました。

松原さん:
「ちょっと前まで、夜もけっこう高い気温が続いたりしていましたので」

真っ赤とはいきませんが、日光をたくさん浴びて、味は甘いリンゴに育ったということです。

■雨が少なかったことで「甘く」

 夏の暑さによる“いいこと”もあったといいます。

極早生のミカン「日南の姫」は、糖度が高く、ほどよい酸味があるのが特徴ですが、猛暑と雨の少なさがプラスに影響したということです。

12日と13日はミカンの収穫体験が行われ、予約なしで楽しむことができます。

松原さん:
「雨が少ない乾燥した状態になると、実が甘くなるといわれていますけど。例年よりもちょっと甘いのかなと思っています。今年は夏が暑くてどうなるかと思いましたけれども、楽しみに収穫していただけるといいなと思います」