パナソニックが“パールソニック”…正規品の良さと偽物の危険性など学ぶイベント 18の企業・団体が参加
高級ブランドなどのニセモノの輸入が増加する中、名古屋でZ世代の学生らが本物との見分け方などについて学びました。
名古屋市中村区にある国際ファンション専門職大学で11日、正規品の良さとニセモノの危険性について学ぶイベント「世界のニセモノ対策 最前線」が開かれました。
グッチやイヴ・サンローラン、バレンシアガなど、誰もがうらやむ高級ブランド品かと思いきや…実はすべてニセモノです。
日本が世界に誇る家電メーカー・パナソニックのアイロンも、ロゴが「パールソニック」になっていて、作りも本物に比べ、かなり雑です。
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ニセモノの輸入は年々増加傾向にあり、2023年の1年間に空港や港の税関で100万点以上が差し止められたといいます。
この日のイベントには国内外18の企業や団体が参加し、本物とニセモノが比較できるように展示もされました。
名古屋に本社があるMTGの「ReFa」のシャワーヘッドも、一目見ただけでは本物かニセモノか見分けがつきません。
参加した学生:
「リファのくしは持っていて、実際に使ったことがあるんですけど、ニセモノが家に送られてきても絶対に気付かないぐらいのクオリティーで」
「本物とそっくりならニセモノでもいい」というわけにはいきません。
ニセモノには有害物質が含まれていたり、すぐに壊れてしまうトラブルもあります。何よりも、クリエイティブな知的財産は保護しなければなりません。
参加した学生:
「ファッション業界を担う世代というところもあったりするので、ブランドさんの思いを踏みにじるような模倣品は許せないと思います」
パナソニック商標意匠部の青木久枝さん:
「各企業さんが出している正規のサイトで購入することが一番。ロゴは正しいか、発信している広告主は正しいか、消費者自身も注意していくことが大事だなと感じております」