藤井七冠「子供の頃は忘れ物が多くて…」母校にサプライズ登場し“まさかの忘れ物”明かす「自分でも驚いた」
将棋の藤井聡太七冠が11月21日、母校の愛知県瀬戸市の小学校にサプライズで登場しました。藤井七冠は、子供の頃の“うっかりエピソード”を披露したほか、「夢や目標を持つことの素晴らしさ」を伝えました。
■藤井七冠「下駄箱でランドセルを下ろしたら…」
愛知県瀬戸市の效範(こうはん)小学校で21日、将棋の宮嶋健太四段を招いた特別授業が行われました。
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授業の中で、学校の卒業生の藤井聡太七冠から、後輩たちに動画のメッセージが届けられましたが…。
<藤井聡太七冠の動画メッセージの一部>
「久しぶりに訪れてみたい気もします。よし!」
本人が会場に登場するというサプライズ。子供たちも大興奮です。
緻密な将棋で頂点に君臨する藤井七冠ですが、小学生の頃の「うっかり」エピソードも披露されました。
藤井聡太七冠:
「私は子供の頃はけっこう忘れ物が多くて、うっかりしやすいような性格だったんですけれど。学校から帰る時に、下駄箱で上履きから靴に履き替えると思うんですけど、その時にランドセルを下ろしたら、ランドセルを置いたまま家に帰ってしまったことがあって、ランドセルまで忘れてしまうのには自分自身も驚きました」
■藤井七冠「楽しいと思える方法が上達の近道」
会場では、子供たちからの質問も受け付けました。
児童:
「試合前のルーティンとかはあるんですか?」
藤井聡太七冠:
「対局が始まってから最初の初手を指す前に、お茶を一口飲む」
“夢や目標を持つことの素晴らしさを知ってほしい”と実現した今回の特別授業で、藤井七冠は自身の経験を元にこう語りました。
藤井聡太七冠:
「(小学生)当時のことを振り返ると、私の場合は詰め将棋が特に好きで、自分自身が好きな楽しいと思える方法で取り組むことが、上達の近道でもあるんじゃないかなと」
後輩たちのために書いた揮毫(きごう)は「大志」。大きな夢に向かって頑張ってほしいという願いを込めてプレゼントしました。
また、授業で駒の動かし方など将棋を学んできた6年生が、藤井七冠を前に対局を披露しました。憧れの先輩からアドバイスをもらうなど、夢のような時間を楽しんでいました。
6年生の山口さん:
「なかなか会えない将棋のプロの方に会えて、とてもうれしかったです」
6年生の大越さん:
「夢はバスケットボール選手になること。藤井聡太さんのやっていたこととかを参考にして、これからも努力して頑張っていきたいと思いました」
藤井聡太七冠:
「久しぶりに母校を訪れて、すごく懐かしい気持ちになりました。皆さんにこれからも将棋を楽しく続けてもらえたらなと思います」