三重県桑名市の県道で11月22日早朝、マイクロバスが川に転落し、12人がけがをしました。バスはトヨタ車体の工場に派遣従業員を送迎していたところだったということです。

■マイクロバスが川に転落し12人が重軽傷

 道路脇の川にすっぽりとはまるように転落したマイクロバス。転落しながら土手にぶつかったのか、バスの右前の部分が壊れています。

【動画で見る】対向車線越え川に転落…トヨタ車体工場に従業員送迎中のマイクロバス 12人重軽傷 カーブ曲がり切れずか

22日午前5時半ごろ、三重県桑名市多度町力尾の県道で、運転手と同乗者あわせて12人が乗ったマイクロバスが転落したと、車内にいる人から119番通報がありました。

川から引き上げられたバスは片側のヘッドライトが外れていて、運転席前のフロントガラスには大きなヒビが入っていました。

12人のうち、運転手の58歳男性と、20代から40代の男性4人が骨折などの重傷です。残る10代から40代の男女7人が軽いケガをして病院に運ばれましたが、いずれも命に別条はないということです。

■事故はバスがカーブを曲がり切れなかったことが原因か

 現場は片側1車線の緩やかな左カーブで、ちょうどガードレールのない場所からマイクロバスは川へと転落したといいます。

現場の状況からは、バスが左カーブを曲がり切れず、対向車線を越えガードレールがない部分から川に落ちたことが伺えます。

Q.交通量は?
近所の住民:
「けっこうよく通るわね。直線やけども、川に近い所にガードレールがあるだけで。危ないよね」

早朝の県道を走っていたこのマイクロバス。現場からおよそ6キロ離れた、トヨタ車体いなべ工場で働く派遣従業員を送迎していて、会社によると派遣会社が委託して運行していたということです。

警察は重傷の運転手の回復を待って、詳しい事故の状況などを調べる方針です。