他人の電子マネーを使って不正に買い物をしたとして、31歳と32歳の女が逮捕されました。2人は同じ保育園に子供を通わせている「ママ友」でした。
■詐欺容疑で32歳と31歳の“ママ友”逮捕
12月5日、詐欺の疑いで愛知県警に逮捕されたのは、いずれも栃木県に住むパートの黒田裕香容疑者(31)と、無職の小浦優容疑者(32)です。2人は子供を同じ保育園に通わせる「ママ友」でした。
【動画で見る】保育園の“ママ友”を闇バイトに勧誘か 詐欺容疑で32歳と31歳の女逮捕「ホスト等で借金を」「生活費欲しさに」
小浦容疑者が先に闇バイトに応募し、ママ友の黒田容疑者を直接勧誘したとみられています。
2人は、いわゆる闇バイトでメンバーを集める詐欺グループのリクルーター役でした。
今年8月、偽の通販サイトを介したやりとりで入手した、他人の電子マネーの決済画面を使い、大阪市の家電量販店で販売価格39万800円のタブレット端末1台をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、小浦容疑者は「X」で闇バイトに応募し、実際に店で商品をだまし取る買い子役を集めるリクルーターに。その後、ママ友の黒田容疑者を同じリクルーターに勧誘していました。
買い子としてすでに逮捕・起訴された埼玉県の会社員・林拓摩被告(36)は、黒田容疑者にXで勧誘され、闇バイトに応募。だまし取った商品を転売して得た現金の一部を、小浦容疑者と黒田容疑者に振り込んでいたとみられています。
■勧誘した女は「ホストやギャンブルで首が回らなかった」
ママ友どうしで手を染めたとみられる闇バイト。2人に一体何があったのでしょうか。
2人は調べに対し容疑を認めています。
＜小浦容疑者＞
「ホストやギャンブルで借金を重ね、首が回らなかった」
＜黒田容疑者＞
「生活費欲しさに小浦の勧誘にのった」
警察は余罪を追及するとともに、詐欺グループの指示役など組織の解明を進める方針です。