圧倒的な歌唱力で注目されている清水美依紗(みいしゃ)さんは、三重県鈴鹿市出身のアーティストです。ブロードウェイでも学んだ歌姫に大きな影響を与えたのは、あの世界的なアーティストでした。

■高校の文化祭で歌った動画「すごいバズった」

 ドラマ「全領域異常解決室」の主題歌「TipTap」を歌う清水美依紗(みいしゃ)さんは現在24歳で、フィリピン人の母と、日本人の父の間に生まれました。

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清水美依紗さん:
「中学で合唱部に入ったのをきっかけに、歌手を目指すようになったんですけど。内気だったんですよね、もともと。音楽を通して自分を表現できる、自分の思っていることを人に伝えられるんだって知った時に『歌手になりたい』って」

高校は音楽科に進み、本格的に声楽を学んだ美依紗さんは、文化祭のステージで歌う動画で大ブレイクしました。

清水さん:
「びっくりしました。すごいバズったって!楽器の転換のつなぎで、アカペラで歌ったアリアナ様の曲がすごいバズって」

18歳の時、ニューヨークに留学し、ブロードウェイで2年間、歌とダンスを学びました。

清水さん:
「歌手を目指すうえで、表現力を磨く過程としてミュージカルを学びにいったんですね。怖かったです、すごく。だってみんな上手だし、歌がうまいというのが自分の中での個性だと思っていたものが、みんな持っていて、私としてのパーソナリティー『清水美依紗としての個性』って何だろうって、すごく考えさせられた期間でしたね」

2022年、念願のデビュー曲「High Five」をリリースし、作詞も手がけました。

■夢はアリアナ・グランデと“出会った”「幕張メッセのステージ」

 清水さんが憧れるのはアメリカの歌手、アリアナ・グランデさんです。部屋にもポスターが貼られています。

清水さん:
「尊敬する人。女性としての強さもすごく持っていて、楽曲ももちろん素敵なんですけど、そういう人柄の部分にもすごくひかれていて。今でも大好きですね」

12月から、ミュージカル「レ・ミゼラブル」に出演する清水さん、“歌姫”の夢は広がります。

清水さん:
「夢1個、目標100個。小さいものをこなしていく、クリアしていく方が自分はすごく好きで。私がもう大好きなアリアナ・グランデさんの、初めて見に行ったライブ会場が幕張メッセなんですね。なので幕張メッセに立ちたい。そのために目標100個達成させるっていう夢です」