
2025年3月6日朝、愛知県豊田市のトヨタ自動車系のばね製造メーカー「中央発條」の藤岡工場で爆発事故があり、男性1人が死亡、2人がケガをしました。この工場では、2023年10月にも同様の事故が起きています。
■従業員「揺れた感じ。ドーンという結構大きい音」
豊田市にあるばね製造メーカー「中央発條」の藤岡工場で午前8時過ぎ、「工場の屋根が吹き飛んだ」などと従業員から通報がありました。
【動画で見る】トヨタ系の工場内で集塵機が爆発か 巻き込まれた40歳男性が死亡し2人ケガ 同じ工場で23年10月にも同様事故

爆発の影響なのか、工場の建屋は1棟だけ赤茶けた色に変わり、付近には破片が散らばっていました。
消防によると、建物の中の集塵機が爆発したとみられ、巻き込まれた40歳の男性が死亡し、52歳と44歳の男性が軽いケガをしました。

当時、敷地内の別の建物で朝礼中だったという男性は…。
工場の従業員:
「(建物が)揺れた感じなので、結構大きい音です。ドーンという音。においとかも多少ありましたね」
■2023年にも同様の事故 生産ラインに影響
この工場では2023年10月にも、「乾燥炉」が爆発して従業員2人がケガをする爆発事故が発生しています。

トヨタへのばねの供給がストップし、グループ8つの工場の生産ラインがおよそ1週間にわたって停止するなど大きな影響が出ました。
今回の事故について、中央発條とトヨタは「状況を確認中」としています。