
まもなく花見のシーズンがやってきますが、花粉に加えて黄砂の飛来もあり、多くの人を悩ませています。そんな中、花粉などを気にせず「室内で」花見ができる店も登場しています。
■ティッシュ片手に花見…名古屋で花粉の飛散がピーク
名古屋地方気象台は26日午前、ソメイヨシノの開花を発表しました。平年より2日遅く、2024年より2日早い観測です。
【動画で見る】黄砂も花粉も「流入経路ない」ビル内のBBQ施設に“インドアお花見”の期間限定プラン登場 グルメも桜尽くしに

名古屋の花見スポット・昭和区の鶴舞公園では、26日はまだ蕾が開き始めた程度でしたが、気が早い人たちがお花見気分を楽しんでいました。

しかし、名古屋の最高気温は22.3度の陽気で、花粉の飛散もピークとなっています。公園には、ティッシュを片手にする花見をする人もいて、“春を楽しみたいけど楽しめない”という、何とも辛い表情も見られました。
■花粉に加えて黄砂がやってきた…城も高層ビル群もかすむ程の景色に
26日は、花粉だけでなく「黄砂」も東海地方を襲いました。岐阜市内を写したカメラを確認すると、日が上ったあとも薄暗く、金華山の岐阜城もかすんで見えないほどでした。

名古屋駅の高層ビル群も同様に、かすんでいてほとんど見えなくなっていました。
男性:
「初めてですね。黄砂がこれだけひどいのは」
黄砂は、27日以降は少なくなる見込みです。花粉の飛散は、スギからヒノキに種類を変えながら、4月いっぱい続きます。
■天気も場所取りの不安もなし…雰囲気も食も「桜尽くし」のBBQが室内で
「花粉をなんとか避けてお花見を楽しみたい」という人にぴったりの場所が、名古屋市中区栄に登場しました。
ビルの6階にある室内バーベキュー施設『ウッドデザインパーク栄店』では、4月下旬までの期間限定で、お花見プランが登場しました。

ウッドデザインパーク栄店の加賀裕之さん:
「花粉症のお客さまや、今日だと黄砂を気にするお客さまに喜ばれております。桜カラーをイメージした彩りとなっております」
店内の至るところに桜の造花が飾られているほか、ピンクのライトアップなども施されていて、花見の気分になれるような演出されています。
さらに『食』も桜尽くしです。「桜鯛」のアクアパッツア、柔らかくあっさりした味わいで、美しいピンク色のブランドポーク「乙姫ポーク」、デザートには「桜最中」を使ったアイスもあります。

ウッドデザインパーク栄店の加賀裕之さん:
「花粉や黄砂も外部からの流入経路がございませんので、心配な方もマスクなしでゆっくりとおくつろぎいただけると思います」
『ウッドデザインパーク栄店』では、通常は1人4580円からバーベキューが楽しめますが、今回の桜のプランは5980円です。
■「インドア」の花見 プラネタリウムでも

名古屋市中村区の「イオンモール Nagoya Noritake Garden」にある『コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA』では、毎回の上映前に満開の桜の映像が流れる「桜ウェルカムドーム」を開催しています。
通常のチケット料金のみで楽しめ、自分の席から写真撮影もできることから人気だということです。