高値が続いていたキャベツですが、愛知県瀬戸市のスーパーでは2025年4月8日、1玉214円と、ピーク時の4分の1の価格で売られていました。レタスなど他の野菜も価格が安定してきています。

■一大産地の農家「出来がいい」瑞々しいキャベツが次々に収穫

 温暖な気候に恵まれた渥美半島はキャベツの一大産地ですが、愛知県豊橋市のキャベツ農家では、2024年の猛暑などの影響で冬にかけて収穫量が減っていました。

 この農家では、例年10月から6月にかけてキャベツを収穫していますが、今の時期に収穫したものは良い出来だと言います。4月8日は、大きなキャベツが次々と収穫されていました。

【動画で見る】1月初旬は1玉800円ほど→214円に…『キャベツ』値段がピーク時の約4分の1に レタス等の野菜も下落

キャベツ農家:
「出来は、今のは良いですよ。例年通り。やっぱり夏場暑かったのが、伸びるに伸びなかった」

■ピーク時は1玉800円が4分の1に…他の野菜も年始にくらべお値打ち

 愛知県瀬戸市にあるスーパー「新鮮市場いせや」では2025年1月中旬、キャベツが1玉800円ほどまで跳ね上がっていました。

4月8日にスーパーを訪れると、1玉214円で販売されていて、ピーク時のおよそ4分の1の価格となっていました。

ここまで安くなった理由については、天候が安定したことに加えて「春キャベツ」が入荷したこともあり、2024年4月と同じくらいの価格で安定しているということです。

新鮮市場いせやの福丸明男社長:
「12月は雨が少なくて発育が遅れていまして、1月に入って雨が降って、3月になって暖かい日が結構多かったので。入荷量が増えて、今は値段が安定して安くなってきている」

客:
「一番よく使うキャベツ、なしではおれんな。一番安くなった」

別の客:
「半分か4分の1ぐらいでこの値段だった。もうちょっと食べないかん」

他にも、レタスやトマト、きゅうりなども1月に比べるとお値打ちになっていました。さらに、収穫の終わりが近づいているほうれん草や小松菜は、今が最も安いそうです。

福丸社長:
「今年は値段が下がらないんじゃないかと、正直一時思っておりましたけど、値段が落ち着いて下がってきましたのでとても良かったと思っております。ゴールデンウイークくらいまでは、間違いなく安値が続くのではないかなと思っております」