愛知県の犬山市役所の職員が、市民と電話がつながった状態に気付かず、中傷する発言をしたとして2025年3月、懲戒処分を受けました。

■切れていなかった電話…市民の中傷発言した市の職員が処分

 2024年12月、犬山市役所の都市整備部の職員が、ある市民に電話をしました。内容は、その市民の自宅敷地内の電柱に承諾なしに街路灯を設置したこと、さらに説明なく撤去したという2つのミスについて、謝罪と説明のためにかけたものでした。

【動画で見る】彼女と通話つなげたまま朝に…24歳男性がやってしまった“失敗談”「『思ったより冷たいんだね』とか言われて…」

この職員は、その市民と話をした後、子機のボタンを押して電話を切った「つもり」でしたが、実際はボタンを押せていなかったということで、通話が続いた状態でした。

電話を切ったと勘違いした職員は、別の職員とその市民の外見を中傷する発言をし、
その内容が、相手に聞こえていたということです。

2人は戒告の懲戒処分を受け、犬山市の原欣伸(よしのぶ)市長は「不適切な発言を重く受け止め深くお詫びいたします」と謝罪しています。

今回の件は、謝罪や当事者の処分に至りましたが、「電話で失敗した経験」について街で聞きました。

■彼女から「思ったより冷たいんだね」って…街で聞いた電話の失敗談

 LINE通話で恥ずかしい思いをしたという24歳の男性がいました。

24歳男性:
「(彼女と)夜電話してそのまま朝まで繋げていたりするんですよ。朝起きて寝ぼけていて気付かないまま、普通に親との会話を聞かれて恥ずかしかった。『時間だよー』っていう風に言われて、(相手が)親となると『わかったわかった』みたいな、『うるさいうるさい、起きてるから』みたいな冷たい感じであしらってしまって、彼女に対しては優しく普通に接しているので、親となるとちょっと違うじゃないですか、なので思ったより冷たいんだねとか言われて」

建築関係の代表を務める男性は、仕事での電話で失敗経験があったといいます。

51歳男性:
「電話番号間違えて、スマホでこいつやって思って電話かけたら違う職人やったとか」

焦って発信先を間違えたという男性がとった行動は…。

51歳男性:
「違う用事をなすりつけて、最後まで話を押し通してごまかしたっていう」

その場で話を繕い、押し通したといいます。

2025年3月28日放送