セブンルール

　今回の主人公は、お笑いライブのすべてを取り仕切る、K-PRO代表・児島気奈、37歳。一般的にお笑いライブの多くは芸能事務所が主催し、所属芸人が出演することが多いが、K-PRO主催のライブでは事務所の垣根を越え多くの芸人が出演している。昨年は実に1000本以上のライブを行った。

東京生まれの児島は、幼いころから内気な性格だったという。そんな彼女のお笑い愛の原点は、社会現象にまでなった、人気番組『タモリのボキャブラ天国』。当時、小学生だった児島は朝から晩まで全チャンネルを録画し、自身で編集をするほどお笑いにのめり込んでいた。孤独な中学生時代を経て、高校に入ると全国のお笑いファンと文通するようになり、文通相手に誘われ、初めてお笑いライブを手伝うことに。芸人へのリスペクトが深まった彼女は裏方に徹し、15年前、22歳の時にK-PROを立ち上げた。“お笑いと結婚した”と自他ともに認める彼女。彼女はなぜそこまでお笑いを愛せるのか？お笑いへの情熱、その源と彼女のセブンルールに迫り、笑いが生まれる現場に密着した。