セブンルール
放送日:12月17日(火)23:30~
カテゴリー:情報・教養
今週の主人公は、創業59年の「ぼんご」を切り盛りする2代目店主・右近由美子(67)。東京、大塚に1日400合の米を炊き、おにぎり1000個を売り上げる、おにぎり専門店だ。「ぼんご」では、定番のさけ、梅、めんたいこから、卵黄のしょうゆ漬け、マグロ角煮といった珍しいものまで、具材は56種類。すべて手作りをしている。組み合わせも自由にでき、今年の人気は塩辛にクリームチーズを合わせたものだという。朝11時半の開店前からできた行列は、途切れることなく閉店まで続き、大盛況だ。“おにぎり”で、なぜ、こんなにも行列ができるのか?
新潟出身の右近由美子は、高校卒業後に上京。喫茶店で働きはじめた。当時は食事、特に米が口に合わなかったという彼女。その頃、偶然入った「ぼんご」で、27歳年上の祐(たすく)さんと出会い、結婚をした。二人で店を切り盛りしていたが、彼女は、周囲におにぎり屋であることを、秘密にしていた。おにぎり屋であることが“かっこわるい仕事”だと思っていたからだ。
しかし7年前に夫を亡くしてから、彼女は変わった。今では、おにぎりに関する書籍を出すなど、積極的におにぎりのことを語るようになった。そこには、どんな心境の変化があったのか?人々を引きつける人気おにぎり店、その理由と、彼女の7つのルールに迫る。