『セブンルール』  #157 イラストレーター・辰巳菜穂

 

『セブンルール』

放送日:7月28日(火)23:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
Googleストリートビューで世界中の風景を描くイラストレーター・辰巳菜穂。インターネットで見た景色を描くという現代ならではの表現を続ける彼女のルールとは。

<番組内容>
今回の主人公は、アメリカやメキシコ、ギリシャなど、Googleストリートビューの世界中の風景を独自の視点でアレンジするイラストレーター・辰巳菜穂(たつみなお)。その作品は、伊勢丹の広告やフランスのアパレルブランドのデザインに採用されるなど、各方面で高い評価を受けている。

福島県出身の辰巳は、父親が絵を好きだったこともあり、幼少から絵が身近にあった。物心ついた頃から建築家になりたいと思い、大学は建築デザインを専攻。しかし、次第に違う道を模索するようになっていった。
25歳の時、独学で描いた絵本「白のきらいな白クマくん」が、タリーズピクチャーブックアワード最優秀賞を受賞。これをきっかけに「ちゃんと絵を描きたい」と思い、32歳の時にイラストの社会人講座を受講した。

2017年、絵の練習の一環で世界中のストリートビューの風景をイラストにし、100日間連続でインターネットに投稿した。それが大きな反響を呼び、仕事の依頼が舞い込むように。海外でも展示会を開催するなど人気が高く、今年はスペインでの個展も予定していた。

しかし、コロナ禍により、個展は無期限延期に。国内のイベントも延期になってしまった。途方に暮れた辰巳だったが、国内外から寄せられたSNSのメッセージをきっかけに、初めて自分の絵が人の役に立っていることを実感したという。また、今まで描き続けてきたことが報われた瞬間でもあったと話す。絵画の世界に生きる道を見つけた、辰巳の7つのルールに迫る。