『いってきます!~岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語~』

 

『いってきます!~岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語~』

放送日:1月1日(金)12:55~

カテゴリー:ドラマ

<見出し>
 新型コロナウイルスの猛威にさらされ、世界中が停滞感に覆われた2020年・・・。
これまでの日常が変化する事を余儀なくされた今、それでも変わらないものがきっとあるはず。それは「ふるさと」と「人のつながり」。活動自粛や移動制限で、思うように「ふるさと」との行き来すらできなくなった世の中で、誰もが胸の中に持つ「心のふるさと」を見つめ直す・・・そんな温かいドラマを目指して制作。
 思うように歩みを進められない“夢”への道。その半ばで、立ち止まりそうになるひとりの女性が主人公。彼女が仕事で訪れたのは「夢をつかむまで帰らない」と心に決めた“ふるさと=飛騨古川”。父親、幼馴染、そして地元の人々に愛され続ける「古川祭」・・・。「ふるさと」に触れた時、再び彼女は歩みを進めるのか?それとも、新たな道を選ぶのか・・・?
誰もが新たな気持ちでスタートを誓う正月に、彼女の選択に自分を重ね合わせながら、温かい勇気を抱けるような、エールを捧げる物語をお届けする。

<番組概要>
 2020年秋、白壁土蔵が並ぶ瀬戸川に優雅に鯉が泳ぐ頃。情報番組のリポーター役として主人公・池澤真理(29)は、約10年ぶりに岐阜県飛騨市、古川の町に帰って来た。地元の酒蔵で働く父・征爾(58)に「女優として東京で成功するから、上京を許して欲しい」そう言って飛び出したのはいいものの、実際に演じた事があるのは、死体役か台詞のないエキストラ。そんな真理が番組のリポーター役に抜擢されたのは、あるミッションがあったから、それは…「コロナで中止になった『古川祭』の屋台が動いている映像を撮影する事」
酒蔵で杜氏となり、屋台の保存委員長にもなっている征爾を説得すれば、29歳がけっぷちの真理のドラマ出演が、番組プロデューサーとの密約により実現する事になっていた。
 2020年の古川祭はコロナで中止となり、町の人々は祭りがない年に、なんとも言えない喪失感を抱き、本当は屋台だけでも曳いて回りたかったという声もあった。そんな状況で真理はミッションを果たすべく征爾に相談するが返事は「否」だった。「屋台は町の誇りであり心意気。娘の頼みだろうと応じれない」という征爾に「これが最後のチャンスだから逃したくない」とすがる真理。それでも頑なに拒む征爾。そこには父から娘へ伝えたい、ある思いがあった。「動」の起し太鼓と「静」の屋台行事からなる「古川祭」。「古川やんちゃ」とも呼ばれる心意気はただのあらくれものを指すわけではない。   世代を超え脈々とつながる「不屈の闘志」は男女問わず、町の誇りであり、生き様でもある。
 そして、世の中には成功する事よりも、もっと大切な事がある…。