『セブンルール』  #200 朝めし「あるべ」店主・菊地未来

 

『セブンルール』

放送日:6月1日(火)23:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
三浦半島の漁師町・三崎で、地元の人や観光客を虜(とりこ)にする朝めし「あるべ」店主・菊地未来(みく)に密着。人口減少が進む中、「地元のことは地元がなんとかしなきゃ」と市役所を辞めて、朝めし処(どころ)を開店し、移住支援や空き家の利活用に取り組む。「食」と「住」で愛すべき地元の再生に力を注ぐ彼女の7つのルールに迫る。

<番組内容>
今回の主人公は、全国有数のマグロの水揚げを誇る漁師町、神奈川県三浦市三崎で、地元の人や観光客を虜にする朝めし「あるべ」の店主・菊地未来(みく)。「あるべ」の定食は、地元でとれた魚や干物などメインのおかずに、ご飯とみそ汁、野菜の付け合わせと漬物がつき、価格も500円からとリーズナブルだ。ほとんどの常連客が注文する人気メニューは、「ベーコンが肉厚でおいしい」と評判のベーコンエッグ定食。土日は観光客も多く、朝6時の開店と同時にお客さんが入り、午前10時の閉店まで客足がほぼ途切れない。

この地元で愛される店を1人で切り盛りする彼女は、大学院まで建築を学んだが、町の課題を探る授業で地元を歩いたときに、人口減少による「空き家」の多さを目の当たりにした。「路地の町並みや雰囲気がすごくいいし、残していきたい」と思っていた古い庄屋の建物や蔵が取り壊され、「今、自分たちがやらなきゃいけない」「時間がないんだ」と感じたという。一度は横須賀市役所に就職したが、3年前に退職。地元の同志と一緒に三浦への移住支援活動を始め、築60年の民家を改修して、朝めし「あるべ」をオープンした。さらに、ボロボロになった空き家を低コストで改修する活動もスタート。日曜日の「あるべ」営業終了後は作業着に着替え、借り手の無い空き家を利活用できるように、地元の有志たちと改修作業に汗を流す。

今回カメラは、生まれ育った町を守るために奮闘する彼女の活動に密着し、家族や移住者、地元で暮らすさまざまな人々との関係を映し出す。「町を作っているのは人。成長とか発展ではなく、ずっと笑っていられる町でいたい」と語り、「食」と「住」で愛する地元の再生に力を注ぐ、朝めし「あるべ」店主・菊地未来の7つのルールとは。