『セブンルール』  #260

 

『セブンルール』

放送日:8月23日(火)23:00~

カテゴリー:バラエティ・音楽

<見出し>
花火師・松井のの子に密着。30歳目前で憧れの世界へ。そこで待っていたのは、多くの火薬を扱い一瞬たりとも気を抜けない、常に危険と隣り合わせの日々。コロナ禍を経て、3年ぶりに迎えた有観客での花火大会。待ちに待ったその日、夏の夜空に大輪の花を打ち上げる職人たちは何を思うのか――。花火師・松井のの子の7つのルールに迫る。


<番組内容>
今回の主人公は、花火師・松井のの子。「高校生くらいまでずっと花火屋さんになりたかった」という彼女が、地元・長野県で花火師の世界に飛び込んだのは、30歳を迎えようとしていたとき。一人前になるのに10年かかるといわれる世界で、異例ともいえるチャレンジだった。だからこそ彼女は、職人技といわれる“感覚”を早くつかみたいと、毎日の作業内容を事細かに記録し、花火の動画を見て研究を重ねるなど、とにかくガムシャラに花火と向き合う。創業123年、伝統を守りながら、新しい演出を生み出し続ける職人集団『伊那火工 堀内煙火店』で、職人歴5年の若手花火師として奮闘する松井のの子の姿を追った。

続くコロナ禍で、ここ2年、人が集まる花火大会は、開催中止や無観客での開催を余儀なくされてきた。松井も、「みんなに見てもらいたくて花火を作っているので、無観客ほど悲しいものはなかった」と振り返る。しかし今年、3年ぶりに各地で観客を入れた花火大会が開催されることになり、花火師たちにもおのずと気合いが入る。そして向かったのは、秋田県能代市。15,000発の花火を打ち上げる港まつり・能代の花火で、松井たちは3,000発を超える打ち上げ花火を設置するが、そこでも、彼女にはあるこだわりのルールが…。

迎えた本番、カメラは、本格的な夏を迎える前に、松井たちが丹精こめて作った花火の玉が、次々と夜空に舞い上がり、美しく花ひらく瞬間を映し出す。一方で、久しぶりの大きな現場で、緊張のあまり、心配そうな顔で空を見上げる松井の姿も。

「自分の目で見ないと感じられない美しさがある」と自身も花火に魅了され、常に危険と隣り合わせの職場で、その伝統と技、しきたりを守り続ける花火師・松井のの子の7つのルールに迫る。