密着！中村屋ファミリー　浅草に平成中村座が完全復活！歓喜と熱狂の大舞台ＳＰ

＜見出し＞
エンタメ界がコロナの猛威に苦しむ中、中村屋は一丸となって逆境に立ち向かい歌舞伎の新作に挑む。

＜番組内容＞
　歌舞伎の名門・中村屋一門がいかにして400年の伝統を継承し技を伝え続けるのか、その奮闘に密着したドキュメント・シリーズ『密着！中村屋ファミリー』の最新作。

　■８月のピンチを、歌舞伎界の底力で克服！
　今年８月、 歌舞伎座では中村勘九郎発案の手塚治虫のマンガを歌舞伎にした新作「新選組」が上演された。主演は中村芝翫の息子、中村福之助と中村歌之助の兄弟で、若手の大抜てきとなった。勘九郎と中村七之助が演出をほどこし開幕したその10日後、歌舞伎座にもコロナの猛威が…。世の中は第７波の真っただ中で、舞台公演は次々と中止になっていた。しかし、歌舞伎界は代役などにより公演を続行。すると、歌舞伎座にはチケットを求める行列が！舞台を止めない！という歌舞伎の底力、役者たちの奮闘に、観客は喝采を送った。そして、無事復帰した役者たちを改めて迎えて１カ月の公演は熱気を増した千穐楽へ。

　■「平成中村座」が浅草の地で完全復活！
　10月、浅草寺境内に４年ぶりに、江戸の芝居小屋を再現した「平成中村座」が建てられ、浅草の街が歓喜のムードに包まれた。亡き勘三郎がライフワークとして創り上げた「平成中村座」で、中村屋ファミリーが２カ月ロングラン公演に挑戦したのは、宮藤官九郎の新作歌舞伎「唐茄子屋 不思議国之若旦那」。小屋の建て込みから猛稽古、そして２カ月にわたる舞台を、多数設置した無人カメラがつぶさに捉える。