アースウォーカー12~イヌが導く、クマの生きる道~

 

アースウォーカー12~イヌが導く、クマの生きる道~

放送日:12月30日(金)6:00~

カテゴリー:情報・教養

<見出し>
滝川クリステルが地球からのメッセージを読み解く。今回の舞台は長野県の軽井沢。人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」の活動に迫る。

<番組内容>
 これまで世界中を飛び回り、生き物たちのつながりを体感してきた滝川クリステル。
 人間が生き物たちの生息エリアに侵入していくことで、生き物との軋轢(あつれき)もたくさん目にしてきた。どうしたら生き物たちと人間は共存できるのか?長野県軽井沢町はクマとの共存を掲げている。森に近いこのエリアは長年クマの被害に悩まされてきた。人間のエリアに入ると駆除されてしまうクマたち。本当にそれでいいのだろうか、そんな疑問から先進的な取り組みが始まった。軽井沢町が導入したのが「ベアドッグ」と呼ばれる犬たち。人の暮らすエリアに入ってきたクマを追い払う特別な訓練を受けた北欧原産の犬だ。この犬が導入されて以来、軽井沢町のクマの駆除数は劇的に下がったという。
 クマは豊かな森を「創る」生き物だという。森の植物・昆虫を大量に食べ、自分では動けない植物たちの代わりに、広範囲に渡って活動し、フンをする。そうやって種をまくのだ。そんなクマが生きていける森は、すなわち豊かな森の象徴だ。
 近年人里に近いエリアに来ているのは、植林された森にクマの食べ物がなく、人に近い里山はほったらかしにされて食べ物が豊かだからだという。滝川が人とクマとの共存のために働くベアドッグとハンドラーの活動に迫る。