セブンルール

今週の主人公は、立川一門で女性初の弟子入りを果たした落語家・立川こはる（36）。
男性が大多数を占める落語界で、小柄だが力強い語り口が注目を集めている。６年間の前座修業を経て、真打一歩手前の二ツ目でありながら、立川の高座は常に満員御礼！人気・実力とも若手の中で群を抜き、ファンを増やしている。

東京都出身の立川は、大学で落語研究会に入ったことがきっかけで落語の世界に魅了され、23歳で立川談春の門下に。「落語に女性は向いていない」と公言する立川一門において、女性初の弟子入りとなった。

彼女の弟子入り以来、立川流に入門する女性も増えた。また、落語協会を脱退した立川流は基本的に寄席には出演できないが、それをも武器に変え、カフェや資料館など、あらゆる場所で経験を積んできた。

月に一度開かれる独演会。二ツ目で150人規模の会場を満員にできる落語家は数少ない。迫力の語り口で、笑いを積み重ね、芸を磨き続ける彼女。談志・談春ふたりの師匠からの学びを胸に、落語家として生きる彼女のセブンルールに密着！