セブンルール

今回の主人公は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）で、ハロウィーンイベントのプロジェクトリーダーを務める、廣畑直子（40）。
年間を通じてUSJが最高の盛り上がりを見せる「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」。
大規模なアトラクションや、ゾンビとの遭遇といった非日常的な体験ができ、大人気のイベントだ。
廣畑の仕事は、イベントのラインアップ決定、アトラクション責任者との意見交換、閉園後に行われるリハーサルのチェックなど、多岐にわたる。USJのハロウィーンが人気を呼ぶ理由は、ただ怖いだけでなくユニークなゾンビを登場させ、ホラーの先にある“楽しさ”をふんだんに盛り込んでいること。今年は「ゾンビ・デ・ダンス」という演目で、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとのコラボを実現。パーク内のゾンビと一体化して、ダンスを楽しむエンターテインメントを作り上げた。
小学生の娘２人がいる廣畑は、幼少時から明るい母の存在が憧れだった。大手化粧品会社で活躍していたが、東日本大震災の被災地でメークサービスをおこなったことが転機となり、「お客さまを一番笑顔にできる仕事」をしたいと、USJへ転職した。
ハロウィーンイベント開幕当日。パレードやショーを遠くから見守る廣畑は、１年がかりで準備したイベントを楽しむゲストの姿を見て、すでに来年のハロウィーンについて考えはじめていた。
彼女のセブンルールに密着する。