九条櫻子(観月ありさ)の邸宅に招かれ食事を終えた館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)は、立ち寄ったコンビニの前で幼い少女を見かける。深夜にも関わらず、少女はパジャマ姿、素足のままで、何を聞いても要領を得ない。親の姿もなく交番も遠いため、正太郎は山路輝彦(高嶋政宏)に連絡を取ると、少女を連れてひとまず櫻子の邸宅へ戻る。
その後、山路と近藤卓也(細田善彦)がやって来るが、少女は直前まで合コンをしていて酒臭い山路を嫌がり、なぜか櫻子になつく。櫻子は少女が過去に左手を骨折していたが、適切な処置がされていなかったことを見抜く。さらに、背中には引っかいたような跡も残っていた。
翌日、櫻子と少女と出勤した正太郎は、磯崎齋(上川隆也)や志倉愛理(新川優愛)らに、身元が分かるまで少女をここに滞在させてほしいと頼む。少女は博物館の骨格コーナーを見て回ると、クジラの標本に目を輝かせる。櫻子は、クジラの巨体さえも一切の無駄なく支え動かすことのできる骨のすばらしさを説明。少女も興味を示す。
その頃、近藤が少女の身元を突き止めた。正太郎は、櫻子、愛理とともに、柚胡香(吉澤梨里花)という少女の自宅へ向かうことに。正太郎は、山路らを待ったほうがいいのでは?と言うが、櫻子は呼び鈴を押す。返事はなく、ドアの側には鍵が落ちていた。不審に思った櫻子がドアノブを回すと開き、中からは異臭がした。驚く正太郎に、櫻子はこれは血のにおいだと言い…。
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
更新日 : 2017/04/26 18:14