世界タイトルマッチを2夜連続で計5試合、同会場で行うという日本ボクシング界初のビッグイベント『ボクシングフェス2017 SUPER 2 DAYS』が5月20、21日に東京・有明コロシアムで開催される。
最大の注目は、2012年ロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級2位の村田諒太(31歳/帝拳)の世界初挑戦。相手は元WBO世界ミドル級王者で現WBA世界ミドル級暫定王者・同級1位のアッサン・エンダム(33歳/フランス)。
村田の世界戦は日本ボクシング史に新たな歴史を刻む大一番となる。オリンピック金メダリストの世界挑戦は、1968年7月の桜井孝雄以来、49年ぶり2度目。勝てば日本人初の快挙となる。対戦相手のエンダムは、昨年12月に1回22秒KOを記録した強打者(この試合は昨年の米国主要メディアが選出する年間最高KO賞に輝いた)。また、ダウンを奪われても判定まで戦いきるタフネスなファイターである。
また、村田が初の世界戦に挑む20日は、WBC世界フライ級で比嘉大吾(21歳/白井・具志堅スポーツ)、WBC世界ライトフライ級には拳四朗(25歳/BMB)が共に世界王座に挑戦し、トリプル世界タイトルマッチを挙行。3選手がいずれも全勝という、いまだかつてないラインナップがそろった。
さらに翌日はアメリカ進出が期待されるWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24歳/大橋)が5度目の防衛戦に、激闘王・IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34歳/大橋)は同級暫定王者との王座統一戦(3度目の防衛戦)に挑むダブル世界戦が開催。
激戦必至の世界戦3試合の模様を東京・有明コロシアムより生中継。(延長対応あり)
(選手情報は5月10日現在)
更新日 : 2017/05/17 11:58