元教え子の圓一重(中村ゆりか)から、不審な電話を受けた磯崎齋(上川隆也)は一重の自宅へ駆けつける。娘の行方が分からないにも関わらず、一重の両親は警察に届けていなかった。
翌日、磯崎は博物館に休暇届を出した。そんな折、館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)と志倉愛理(新川優愛)は、九条櫻子(観月ありさ)を訪ねる。1週間後に開かれるシンポジウムで、愛理が発表する資料の確認を、磯崎の代理でやってくれるよう頼むためだ。愛理の手土産が功を奏したのか、櫻子はしぶしぶ協力を承諾する。
その夜、正太郎は街中で若い女性に一重の行方を聞いている磯崎を目撃し、声をかける。それに慌てた磯崎は、何でもないと言うと立ち去ってしまう。心配になった正太郎は、櫻子になら何か話してくれるのではと思い、櫻子に頼み込み、共に磯崎の自宅を訪ねる。
櫻子と正太郎を部屋に通した磯崎は、とまどいながらも高校の教師をしていた頃の話を始める。当時、一重、西沢二葉(三浦透子)、津々見三奈美(山谷花純)という仲良しの女子生徒の担任をしていたが、ある日、二葉が失踪してしまう。警察と一緒になって探したが、結局二葉の行方は分からず、責任を感じた磯崎は、教師の職を辞した。それから5年が経った今、突然一重から電話が来たため、同じ過ちを繰り返したくない磯崎は必死に一重を探しているのだ。話を聞き終えた櫻子は自分を三奈美の家へ連れていけと言い…。
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
更新日 : 2017/05/17 12:28