4年後に東京で開催される世界大会でメダルを期待される注目の水泳選手・南野和己(浅香航大)が、東光大学病院に極秘で検査入院することに。全身の倦怠(けんたい)感と筋力低下に悩んでいた南野は、とある病院でALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたのだが、ALSは進行を遅らせることはできるものの、根本的な治療法がないとされる病。メダルどころか、いずれ命を落とす危険性もあることから、南野はセカンドオピニオンを求めてやって来たのだ。
志帆(吉田羊)は、葉子(伊藤蘭)からくれぐれも口を出さないようくぎを刺されるが、大量に水を飲む南野の様子が気にかかり、早速、綾香(吉岡里帆)と練習施設のプールで聞き込みを開始。雪野(相武紗季)らとALS以外の病気の可能性を探るが、検査の結果は南野がALSであることを裏付けるものばかりだった。そんななか、南野の入院がマスコミにかぎつけられ、一部で重病説も飛び交う事態に発展し…。
南野のコーチから入手したタイム表の数字が気になっていた志帆は、綾香を使って南野の練習を再現してみることに。さらに、南野が以前に自転車で転んで頭を強打していたことを知り、病はその時の外傷が原因ではないかと考える。それならば外科手術で治療ができるかもしれないと、いちるの望みを抱いたその矢先、今度は突然、南野が全身の痛みを訴えて…。
レディ・ダ・ヴィンチの診断
更新日 : 2016/10/13 14:08