14日(土)23:40~
さくら(真矢ミキ)の古本屋「九十九堂」に、昔よく「たまりば」に親子丼を食べに来ていた佐伯風花(浅川梨奈)が3歳になる娘を連れて訪ねてきた。シングルマザーになった風花と数年ぶりに再会したさくらは近況をそれとなく聞くが、風花は「今付き合っている人がいて、一緒に暮らすつもり」と幸せを装った。
しかし、その話を聞いていたあざみ(吉本実憂)は、違和感を覚え疑念を持つ。あざみは以前公園で、ブランコに乗りたがる娘を激しく怒る風花を目撃していたのだった。そしてさくらもまた、風花の親子丼の食べ方に注目していた。
そんな折、さくらは16年前に息子を殺害した少女があざみの母親だと、俊太(塚田僚一)に話していた。俊太はさくらとあざみの運命を驚くが、そんなあざみを一緒に住まわせていいのかとさくらを心配する。しかしさくらは、悠平が命を懸けて守ったあざみを守りたいと涙する。
一方、居候していた友人のアパートを追い出された風花は途方に暮れていた。あざみが思った通り、風花は決して幸せな境遇ではなかった。幼い子連れのシングルマザーというだけで、住み込みの仕事や風俗店も断られ、行き場をなくしてしまった風花は、娘にもさらに厳しく当たるようになる。そしてある日、さくらの差し入れを持って風花のもとを訪れたあざみは、信じられない光景を目にしてしまう…。
さくらの親子丼
更新日 : 2017/10/12 10:22