2日(土)23:40~
施設育ちのシングルマザー・青山沙羅は協調性もなく、こらえることも苦手な性分。仕事も長続きせず、一人娘の萌絵(庄野凜)を養母の冴子(麻生祐未)に半ば取り上げられ、孤独な日々を送っていた。
「お金さえあれば、一緒に暮らせるのに…」
そんなある日、駅のホームでひとりの女性に出会う。女性は沙羅と同じ顔をしていた。衝撃を受ける沙羅。が、次の瞬間、女性は疲れた顔でホームに飛び込んでしまう。周囲にいた人々が騒がしくなる中、沙羅は衝動的に自殺した女性が残したバッグをつかみ、その場を立ち去る。バッグの中にあった運転免許証を見る沙羅。自殺した女の名前は椎名真緒子(知英)。バッグには携帯と、鍵が入っていた。
沙羅は養護施設から一緒に引き取られた義理の弟・薫(西銘駿)に、自分の身に起こった不思議な出来事を話し、薫の制止を無視して真緒子の家に向かった。真緒子の家は、横浜の高級住宅街にあった。同じ顔なのに、自分と違い幸せそのものの真緒子の生活に悔しさが募る沙羅。部屋にあった真緒子の写真には、恋人らしき男性と写ったものが。なぜ自殺を?沙羅はそんな疑問を抱く。やがて沙羅は、部屋の中から預金額750万円と記された通帳を発見。この金を自分のものにすれば、萌絵や薫と新しい生活を始められる!そんな時ネットニュースで自殺した真緒子の身元が不明のままであることが判明。沙羅は、真緒子と入れ替わることを思いつく。
真緒子になりすまし銀行に向かう沙羅。しかし、そこで不意に強面の男に車に連れ込まれる。男の名は金城(岡田浩暉)。真緒子の相棒で刑事だった。刑事の振りなんて出来るわけがない。作戦を中止しようと薫に電話するが、薫はすでに沙羅の死亡届を受け取ってしまっていた。
真緒子の振りを続けざるを得なくなる沙羅。 ところが、その晩、海外出張に行っているはずの真緒子の婚約者・岩城槙雄(山崎育三郎) が突然帰って来る。「何か、いつもと違う…」不審げに沙羅を見る槙雄。追い詰められた沙羅は…!?
オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~
更新日 : 2017/11/29 16:57