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注目は、何と言っても5連覇を目指す立命館大学。チームを富士山4連覇へと導いたいわゆる“黄金世代”が抜けた立命館だが、昨年ケガで走ることができなかった主将の太田琴菜(4年)が日本インカレ10000mで4位入賞。そして、昨季5000mで学生最速タイムをマークした佐藤成葉(2年)にも注目。今年のトラックシーズンでは関西インカレ1500m・5000mで2位、日本インカレでも5000m3位と安定した強さをみせ、太田と並ぶチームのWエースへと成長を遂げた。
女王・立命館大学と並んで“3強”と称されるのが名城大学と松山大学。昨年大会2位の名城大学は、主力が多く残ったことに加え、新戦力としてU20世界選手権で高校生ながら5000mで8位入賞を果たした加世田梨花(1年)が加入。学生個人選手権5000mで優勝を果たすと日本インカレでも5000m2位。
昨年の「全日本大学女子駅伝」で立命館の大会6連覇を阻止し、悲願の日本一に輝いた松山大学は、リオデジャネイロ五輪3000m障害日本代表の高見澤安珠(4年)、ユニバーシアードハーフマラソン日本代表の古谷奏(3年)を中心に前年大会3位の雪辱を誓う。
昨年の「全日本大学女子駅伝」4位の京都産業大学は、今年の関西インカレで立命館大学を抑え、中長距離種目で4冠を達成。1997年以来20年ぶりの大学駅伝日本一を狙う。
近年、西高東低の傾向が強かった大学女子駅伝だが、今年は大学生のオリンピック・ユニバーシアードの陸上長距離種目に出場した7名中6名の選手を関東の大学から輩出するなど関東勢(大東文化大学、東京農業大学など)からも目が離せない。
(※12/25現在)
更新日 : 2017/12/26 11:44