東海テレビ

奇跡体験!アンビリバボー

1日(木)19:57~

 2006年11月、ゲームソフトの企画開発会社の松山洋代表取締役社長は『.hack//G.U.』というゲームを開発。ゲームの中に登場する人物が特殊なゴーグルを着け、自分の意識の中で冒険に繰り出すというもので、発売元になるバンダイナムコゲームスに納品をしたところだった。その直後、松山の元に1本の電話が。バンダイナムコゲームス担当者からで「急きょ、ガンを患う少年に会いに行って欲しい」というものだった。
 眼球にガンのある少年が3週間後に摘出手術を受けるという。残された時間、家族や友人と過ごす以外に、彼にはどうしても叶えたいことがあった。それは「発売前の新作のゲームをやりたい」という願い。そのゲームが『.hack//G.U.』だったのだ。
 少年の思いを知った松山は、発売前の試作品のゲームを少年に届けた。偶然にもその日は12月25日。少年は思いもしなかったサプライズプレゼントに大喜びだった。
 この出来事は 松山たちにとって「特別な出来事」として胸に刻まれた。なぜならゲームはいわば娯楽であり、その必要性を疑問視する声も多い中、少年が最後にゲームを選んでくれた事は自分たちの仕事に意味があることを教えてくれた出来事だったからである。
 その後少年は手術を終え、光を失った。しかし、物語はこれで終わりではない…。意外な事実の数々が、10年後、時を経て明らかになる。

奇跡体験!アンビリバボー

更新日 : 2018/02/26 16:34

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