――今回の役どころはいかがでしたか?
「驚きのある展開ばかりでした。最初の説明で、“誠さんは不倫をしています”と言われ、さらに継母とも恋愛になるかもと言われて、“えっ”って。でも、途中から千鶴子さんの妄想片思いになっていて、極めつけは、ある日プロデューサーから、“誠さん、人殺しています。よろしくお願いします”と……(笑)。話が進むにつれ、どんどん誠が一人歩きしていったので、ある意味、連続ドラマの美しい醍醐味を味わった気がします」

――印象に残っているシーンは?
「衣香が瀬野について行くと言ったときに、“逮捕されるかもしれないんだぞ!?”と誠が言ったシーンです(第7話)。自分が井沢さんを殺しているというのに、“お前だろ?”って(笑)。視聴者の皆さんもたぶんそうツッコんだと思います」

――2ヶ月間、お疲れ様でした。
「不思議な魅力があるドラマでしたね。僕の家の屋根裏に瀬野が棲みついて、彼は自由に家の中を行き来してアクティブでした。冷蔵庫の中の物も自由に食べているし、僕の家のセキュリティーはどうなっているの?と思いました。このドラマの素敵な所は全員がツッコミどころ満載で、スタッフさんから“ファンタジーですね”という声もあがったぐらいですから。でもおかげでとても楽しい現場でした。ありがとうございました」

>>トピックス「最終話に向けて」