――ドラマを終わられた感想をお願いします。
「撮影はベリーで始まり、ベリーで終わりました。千鶴子は30年のベリーダンス経験があるという設定だったので、ベリーダンスのレッスンをするなど準備がありました。さらにベリーダンスで腹部を露出しない衣装を着ることはありえないと!? 体重を落とすなど、撮影に入る前の物理的なことが大変でした。ベリーダンスはお腹がぽっこりでもいいそうなのですが、それもちょっと(苦笑)。おかげでウエストはくびれました」

――千鶴子さんと衣香、嫁姑のシーンは印象的でした。
千鶴子ははっきり物を言う人なので、最初はちょっと抵抗がありました。ただ、石田さんを始めとした皆さんが、普段口にしないようなセリフを言ってらして、ドストエフスキーとか、『嵐が丘』のような学生時代に読んだ本のページをめくっているような気がしました。第1話で今井翼さん演じる瀬野が“今宵こよい”って言ったんです、衝撃的でした(笑)。でも次第にその普段口にしないようなセリフが新鮮に感じるようになりハマりました。不思議ですね」

――西條千鶴子役、お疲れ様でした。
「石田さん、今井さん、よく頑張られたと思います。衣香はとても大変な役だったと思いますし、やっぱり彼女は頑張り屋さんだと思いました。『屋根裏の恋人』は、独特の世界観が集約された、夜深い時間に楽しめるドラマだったのかな。ありがとうございました」

>>トピックス「最終話に向けて」