2020年10月17日スタート、毎週土曜よる11時40分

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真矢ミキの励ましに涙 井本彩花、hibikiさくらの親子丼で注目!

土曜の夜に、ほっこりとした気持ちになれると評判の真矢ミキ主演・オトナの土ドラ「さくらの親子丼」。民間子どもシェルターで働く九十九さくら(真矢ミキ)が、傷つき大人に絶望した子どもたちに温かい食事を通じて向き合う苦難と希望のヒューマンドラマだ。

回を重ねるごとに、シェルターの子どもたちの熱演も話題だ。シェルター外の高校生との恋に悩み、展開が気になる門倉真由子役の井本彩花は「第15回全日本国民的美少女コンテスト」のグランプリにして、8日放送の大河ドラマ『麒麟がくる』で時代劇デビューする若手注目株。そして、喧嘩っ早く暴れん坊の高野みどり役を演じるhibikiは初めてのドラマ出演で、今回の主題歌も担当する。そんな2人に役との向き合い方や、真矢とのエピソード、ドラマの見どころなどを聞いた。

<井本彩花インタビュー>

真由子の立場で考えると切ない恋愛

真由子を演じてみていかがでしょうか?
最初は真由子の性格や周りとの距離感が全然つかめなくて、クランクインまでとても悩んでいました。撮影を進めていくうちに、真由子は他の子に比べて喜怒哀楽がしっかりしている子だと感じましたし、大樹くんと出会ってからの心の変化や感情の部分もとても意識して演じています。
真由子と大樹の淡い恋では、切ない部分もあります。
大樹くんは「第2ハチドリの家」の子ではないですし、お互い思いを寄せていてもすれ違ってしまうシーンが印象的です。真由子の立場で考えると、大樹くんのことが好きなのに過去の思い出や記憶というトラウマのせいで葛藤してしまう姿がとても切ないです。

真矢さんから「真由子をやり遂げたら泣く演技も怖くなくなる」

真矢ミキさんの印象、現場でのエピソードなどあれば教えてください。
真由子は泣く演技が多くて、真矢さんに率直に相談すると「泣くと深く考えなくていい。とらわれなくてもいい」と。「しっかり感情を持っていたら解き放たれる」とアドバイスをいただきました。真由子と自分自身を重ね合わせることで、難しいシーンも乗り越えています。
今年はいろんな役をいただいて、とても嬉しかったです。今回も、真由子という難しい役に挑戦させていただいていますが真矢さんにも「真由子をやり遂げたら泣く演技も怖くなくなる。大丈夫だから安心して」という言葉をいただいたので、2021年は泣くと台本にあったらポロッと綺麗に涙を流せるようになりたいですし、自信を持って泣く演技に臨めるようになりたいです。

母の玉子焼きが世界一美味しい

さくらにとっての“親子丼”のような、思い出の料理を教えてください。
母の玉子焼きが世界一美味しいと思っています。砂糖多めに白だしを加えた味付けで、今も学校のお弁当に必ず入れてくれます。焼いてからしっかり煮込むハンバーグもとても柔らかくて、肉汁がジュワ―と出てジューシーで美味しいです。夕飯に出てくるとうれしくてテンションがあがっちゃいます(笑)
視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「さくらの親子丼」は日本の現状を伝えていて、メッセージ性のある作品だと思うので、幅広い年齢の方に見ていただきたいです。「第2ハチドリの家」の子たちもひとりひとり個性があふれているので、この子たちがこれからどうなっていくのか楽しみにしていただければと思います。

<hibikiインタビュー>

自分と真逆の性格のみどり役に、最初は不安も...

みどり役の感想をお願いします。
私が演じるみどりは、とてもケンカっ早くて口が悪い子で...。普段の私は争いごとや、怒ることも苦手で、自分の性格と真逆の役を演じることに最初は不安もありました。ただ今は、わからない感情を生み出す難しさとともに、自分と真逆だからこそ楽しく演じることができているように感じています。
みどりは「第2ハチドリの家」が大好きで、とても正義感が強い子なので他の子どもたちのことも「私が守らなくては!」という気持ちがあるからこそ、怒ったり、キツイ言い方をしたりしてしまう。みどり自身は気がついてはいませんが、愛の大きな人だと私は思っているので、そういう部分を意識して演じています。不器用な中にも優しさや愛もある子なので、皆さんに愛されるように演じていきたいですし、「hibikiが演じるみどりだからよかったね」と皆さんに言っていただけるよう「さくらの親子丼」の世界観を自分でも探しながら一緒に成長していけたらと思っています。

真矢さんに励まされると、安心して素で涙が出る時も(笑)

真矢ミキさんとの印象、エピソードがあればお願いいたします。
ケンカのシーンで真矢さんと共演させていただくことが多いのですが「みどりはいつもケンカしているね。女の子なのにすごいよ、よくやっているね」と励ましていただいています。
真矢さんとお話させていただいていると、時にさくらさんじゃないかと錯覚することがあります。本当にドラマのさくらさんのまま、とても自然体で心のあたたかい方です。真矢さんの存在が心強くて、真矢さんに励まされると、安心して素で涙が出る時もあります(笑)。

本作に向き合い、寄り添いながら書き下ろした主題歌「sign」

主題歌、『sign』についてお伺いします。
作品と向き合い、寄り添いながらメンバーと新しい曲を作らせていただきました。歌詞に「なんで、生まれてきたんだろう」、「なんで、愛してくれないの?」というフレーズがあり、それはハチドリの家の子どもたちが口には出さないけど、心の中で思っている感情を表現しています。ストレートにメロディに乗せたことで、作品の様々なシーンにリンクできればと思い、この曲が完成しました。世界観、歌詞が心の裏側を出している分、トラックは逆に明るくしているので、曲だけ聞いていると不思議な感じがするかもしれないです。
私たちは今までこのような世界観の曲がなかったので、新しい曲を生み出すきっかけになった「さくらの親子丼」に感謝しています。「第2ハチドリの家」の子どもたちの役柄とほぼ同年代の私たちが歌うことで、若い方にもこのドラマのメッセージや意味を伝えることができるのではないかと信じて、歌わせていただいています。
「さくらの親子丼」を観て、曲のことも好きになってくださるとうれしいです。