パウロ(中村パウロ)は覚王山でプライベートサロンを経営するスタイリストだ。独身で稼ぎもあり、ルックスも抜群の彼だが、恋人がいる気配はない。
なぜか!? 原因は、彼が異常なまでにこだわる毎日の生活ルーティーン。毎日午前8時に起きカレーを食べ、午前9時に家を出て…(中略)…午前2時30分に寝る…。1分たりとも違わない毎日である。
パウロは自分のリズムを邪魔されるのを極端に嫌うため、スマホの電源は常にオフ。どんなに未読のメールが溜まろうが、月曜の朝までは対応しない。
ある日、パウロのサロンに朱美(ゆいP)が飛び込みでやってくる。予約のない客など対応する気もなく、そもそもあと45秒でパウロはランチの時間である。
彼女をアシスタントに任せ、ランチの時間なのでと依頼を断るパウロ。しかしこの出会いが、パウロの人生を大きく変えることに!
以後、トントン拍子で話が進み、朱美との結婚を決意するパウロ。結婚式当日、友達を紹介したいと連れてこられると、、、目の前には個性豊かな男たち。
「みんな紹介するね、私の7人目の夫、中村パウロ君」
「よろしくおねが、、、え? 7人目!?」
火曜日から日曜日まで各曜日に一人ずつ、個性豊かな夫たちと日替わりで生活する破天荒な朱美のスタイルに驚愕のパウロ。
さらに、パウロはちょうど空いていた月曜日担当として7番目のランキング単独最下位夫だったのだ。
「俺が最下位!? えっなんで?」
「タメ口やめろ! うちは上下関係厳しいから」
「まぁええやん、仲良くやっていこうやパウロちゃん」
そう、朱美にはパウロを含め7人の夫がいたのだ。
しかも、パウロの前に月曜日の夫だった男は殺されているとか・・・。